2024年10月27日、日曜日、薄晴。山友さんから会の九重山行が中止になったので何処かに登ろうとのお誘いがあり、天気も夕方から崩れそうだから簡単に登れそうな多久の鬼ノ鼻山から聖岳への周回へ。雲仙、経ヶ岳も浮かんだが今年は紅葉にはまだ早いだろう。3、4時間で歩けるだろうと、鬼ノ鼻山憩いの森駐車場を9時出発。5年前の2019年1月に登っているが記憶にあるのは鬼のモニュメントがあった山との記憶しかない。どんな景色ででどう歩いたのも覚えていない。
青空も見え眺めは良い。天候が崩れると思えるのは気温が高く、少し霞んでいることか。
大きな案内板の前から左の車道を進み、
数十m歩いて右の階段を上ると、
右手に鬼の滑り台。
車道に戻って数十m歩くと、右手に鬼ノ鼻山展望台の道標。
これに従って階段の九十九折を10分弱登ると、
9時15分鬼の展望台に着く。開いた口から階段を登ると360度の大展望だ。
北に天山、その左に作礼山。
その左に女山と八幡岳。アンテナが林立して分かりやすい山だ。そのうちに登ってみたい。
さらに左へと目を向けると、川棚虚空蔵山。
そして多良山系から雲仙岳と続く。眼下の平地は白石や鹿島だろう。
進む方向へ見えるのは縦走最高峰福寿山(480m)だろう。右は三角点のある鬼ノ鼻山か。
それでは縦走路へ。
鬼ノ鼻山へ登る途中から振り返れば、鬼の展望台と八幡岳。
展望台から下って登り返して10分とかからずに、9時36分三角点のある鬼ノ鼻山に着く。
先へと200mほど歩くと、見落としてしまいそうな石像が道脇にある。
ここから緩やかに下って、登り返す目の前のピークが縦走中最高峰の福寿山だろう。
9時46分下り終えた鞍部が「みはらしの丘」鞍部なのに丘とははて?ベンチもあって左へ下る道もある。
遠くに薄っすらと川棚虚空蔵山が望める。写真では分かりずらいが右端に武雄の御船山。
福寿山への登りは日当たりが良いのか花が咲く。
道は整備されていて歩き易い。
登り上がれば、10時5分福寿山の山頂に着く。うっかりすれば見落としそうだ。
山頂には辨財天が祀られている。
雰囲気の良い稜線を緩やかに下って、
10時19分三角点のある弁天山に着く。樹木に覆われてるが往時は見晴らしが良かったのだろう。
弁天山からは植林、樹林とやや急坂を下ること15分ほどの10時33分縦走路鞍部の車道に出た。左は林道で憩いの森、右は溜池からの道だ。聖岳へは真直ぐだ。
今下って来た樹林に太く高い木が多いなと思っていたら、樹齢100年のクスノキ800本が群生する林であった。
縦走路最後のピーク聖岳へと、舗装道、階段道、土道と登って、
10分ほどの11時43分、弁財天が祀ってある聖岳の山頂へ着く。
山頂展望台からは、大町を流れる六角川の蛇行が眼下に見られる。
有明海に向かって展望は開けているが、雲が広がり始めて遠景を望むことは難しく、薄っすらと御船山が視認できた。
往路を下って戻り始めたが、時間も早いし折角だから南側の聖岳登山口まで下ってみる。階段を下り始めると蜘蛛の巣のお見舞い。下り始めだけであとはすんなり。
50段ごとに、山頂に向かって残りの標識が有る階段道は、何処まで続くのかと思いながら下ると、
とうとう階段は登山口まで続いていた。たっぷり10分下って11時15分車道に着いた。
聖岳山頂まで792段もあり、しっかり段差のある階段道であった。
ここから先は車道・林道で憩いの森に戻ろう。
5分ほど歩くと不動寺溜池に出た。見えるのは歩いて来た弁天山辺りの稜線だろうか。案内板、WC、駐車スペースもある。
ここから、往路で聖岳へ登り始めた鞍部へと車道を上り、鞍部へ11時42分着いて林道を歩くようになる。
林道を歩いていると、手の届かぬ高い所にムベを見つける。たまたま手の高さにあったものを見つけた。アケビは時期を過ぎたのか落下したものばかり。
12時7分舗装林道から作業道に入る所に赤いテープ。見落とせば林道を歩いて遠回り。
5分ほど歩いてダート林道へ出る。車の轍が残る歩き易い林道だ。
ダート林道から舗装林道に変わると、
間もなくの12時40分「弁財さんの道」の道標を左に見る。地形図から推測すると「みはらしの丘」へ登る道のようだ。
10分弱歩いて、鬼ノ鼻山展望台登り口へ12時48分戻って、12時54分駐車場に着く。聖岳登山口から車道・林道を歩いて1時間半ほどの復路であった。
帰路、多久聖廟に寄り道。運よく秋季釈菜で天井絵の御開帳にめぐり合わせ観ることが出来た。