2021年1月30日、土曜日、晴。何時もの場所で行う。菜の花も咲き、木々に芽吹きが。
先ずは各人で基本のロープワークを行う。これを思い出しながら行うようでは実地では使えない。
クローブヒッチ
ボーラインノット
ムンターヒッチ
ワイヤーナンキン。ロープの途中に輪を作り(動滑車の役目)ロープをピーンと張りたいときに用いる。
エイト環の懸垂下降
ディセンダ―(下降器)の懸垂下降
エイト環、下降器を使って緩斜面で懸垂下降訓練。ムンターヒッチの下降訓練はロープが痛むから行わない。
アッセンダー(登高器)での登る訓練。
爪がロープに食い込み、落ちるのを止める。登山時は当然であるが、孤島の調査時、崖を登る人が使っているのを見るね。
懸垂下降のエイト環と下降器は利用方法を変えれば、わずかな力で登高者、下降者の確保に使える。
確保者はまず自分自身の確保を確実に取る(自己確保)。
続いて使い方。
滑落を止めることだけを考えたらこの方法は優れものだ。何しろ自動ストッパーだ。
実際に下降者の滑落を想定した訓練。
ロープと立木の摩擦力を利用するだけで確保することも可能だ。
写真のようにロープを立木に半回り巻き付けるだけで確実に止まる。
最後にロープを使ったロープ担架を作る。30mのロープで人が乗せられる担架が作れる。編み方を覚えている人が少ないから現実的ではないかな。ボケ防止の訓練にはなるかも。見た目は悪いが形はこんなものだ。
このほかにテープスリング、ロープを用いた上半身ハーネスを作ったりと色々遊びました。ロープワークは繰返し訓練でいざと云う時にすぐに使えるようにしておくことが大切だ。いざがない事が一番であるが、危険を避けるためにもロープワークは大切だ。
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