2023年9月3日、日曜日、晴。山友を誘って、暑いときは少しでも涼しい雲仙へと向かうが、今日は登る先を変えて仁田峠から島原側に下って岩床山へ。
9時前に仁田峠駐車場に着いて、9時3分出発。仁田峠駅前展望所までのわずかの間にも色々な花が目に付く。
これは花でなくウドの実だろう。
9時16分、展望所の右端から階段を下り岩床山へ。ルートは林道に出るまで自然歩道を下って、そこから自然歩道を離れて岩床山まで下って、帰りが往路を辿り登りになる。
林に入ると、夏の暑さが遠ざかる心地よさがある。
数分も下ると展望所から0.3㎞の道標を見る。
そしてすぐに左手に昭和初期の軍馬飼育用貯水槽跡を見る。続いて夏エビネを道脇に見る。まだ穂先の方が観賞に耐えるのにはびっくりだ。息の長い花だ。
9時32分鎖場の石畳に出る。苔むしているから滑らぬように歩く。
抜けると木段だ。
この先は、あまり歩かれてなさそうなので落葉で足にやさしい道と、3ヶ所ほどガレ場の苔むす岩の上を歩く道だ。所々草が道を覆うのでそんなところは足元注意だ。
10時2分展望所から1.4㎞の地点に出ると、ベンチがある平坦な所を歩く。
平坦部を数分ほど歩くと登山道は右の植林に下るが、植林に下らずに10mほど先に進むと三角点が有る、10時8分。
植林の中を根に躓かぬように20分ほど下ると、展望所から2.5㎞の道標を見て林道に出る。
林道を右へと、緩やかに下りながら進むこと15分弱で、
左右の林が切れた所に出る、10時44分。ここの手前左が岩床山への取付き(目印があるがよく見ないと気付かない)であるが、夏草やイバラが生い茂って道をふさぐ。
2,3m手前の土手を登って林に入ればよい。入った所から取付き見ればこの茂り様だ。
尾根筋を東へと1,2分も進めば、目印が出て来るのでこれに従って歩けばよい。5分ほども歩かぬうちに左に急坂を下るようになる。
1,2分で下り終わったら、目印に従って右に登り上がり、これも2分ほどで、10時58分岩床山の山頂に着く。樹木に覆われ展望は無い。
山頂から下った所で、右手に沢があるのでこちらを覗くと、沢沿いに踏み跡らしきものがある。
林道までそう距離がある訳でもないから沢沿いの踏み跡を歩いて戻ることに。沢には僅か水が流れている。踏み跡もそのうちに消える。
途中、植林の中に僅か急斜面があったが、藪漕ぎにはならずに20分弱で林道に出られた。林道を戻る途中でもこんな花を観た。
これはクズの花だそうだ。
11時34分2.5㎞地点に戻り昼食。11時55分今日の登山が始まり、
13時19分三角点のある仁田峠展望所に戻る。天草が望める。
帰るにはまだ早いので、野岳に登ってみよう。
野岳への道に入ると、ヤマホトトギス
カラマツソウ?、
ホタルブクロ、
狂い咲きのミヤマキリシマ。
赤く色づき始めたヤマボウシの実。
1㎝にも満たない花。キンポウゲの1種?
ホップに似たクマシデの果穂などが観られた。
14時野岳から眺める雲仙の空は、秋を感じさせる透明感があった。14時25分下山。