10月19日は、10(トウサン=父さん)、19(イクジ=育児)の語呂合わせで、「イクメンの日」とされます。「新語・流行語大賞」のトップ10入りしてから約10年。言葉は広まり、子育てに深く関わる父親も増えました。でも「イクメン」という言葉を嫌がる人もいます。子育て生活に横たわるモヤモヤを考えます。
イクメンという言葉は嫌いです。この言葉があること自体が、男性が育児をすることがふつうではないということを可視化しているように感じます。
家事育児する父親のロールモデルがいない、という問題と私たちはいま、向きあっているのだと思います。言い換えれば「中空飛行」のモデルがいない。
なぜ、男性は競争し、上に上がり続ける感を演じないといけないのだろうと思います。
偉くならない生き方とか、降りていくキャリアを受け入れるとか、仕事が二の次、三の次の生き方もちゃんと許容しようぜ、とならなければ、イクメンブームはうそだと思います。イクメンがすごい人であるかぎり、男性の子育ては当たり前になりえません。
仕事をし、家事育児をしていると「ワーク・ライフ・バランスが充実した人」とみられますが、抵抗感があります。育児はさぼれば、子どもの命にかかわります。まさに「ワーク」です。
キラキラしたイクメンをモデルに「もっとやれ」というのではなく、男性が働きながら家事育児をするのはまだ難しい社会だという視点に立ち、課題解決に向かう必要があると思います。
イクメンという言葉は嫌いです。この言葉があること自体が、男性が育児をすることがふつうではないということを可視化しているように感じます。
家事育児する父親のロールモデルがいない、という問題と私たちはいま、向きあっているのだと思います。言い換えれば「中空飛行」のモデルがいない。
なぜ、男性は競争し、上に上がり続ける感を演じないといけないのだろうと思います。
偉くならない生き方とか、降りていくキャリアを受け入れるとか、仕事が二の次、三の次の生き方もちゃんと許容しようぜ、とならなければ、イクメンブームはうそだと思います。イクメンがすごい人であるかぎり、男性の子育ては当たり前になりえません。
仕事をし、家事育児をしていると「ワーク・ライフ・バランスが充実した人」とみられますが、抵抗感があります。育児はさぼれば、子どもの命にかかわります。まさに「ワーク」です。
キラキラしたイクメンをモデルに「もっとやれ」というのではなく、男性が働きながら家事育児をするのはまだ難しい社会だという視点に立ち、課題解決に向かう必要があると思います。