難ホール－２

なかなかパーオンしないホール。
さらに、なかなかパーセイブもできないホール。
これが難ホールだと思う。

太平洋クラブ＆アソシエイツ江南コース。
埼玉の東松山ＩＣ周辺のゴルフ場銀座の中にあるコース。
この辺りはほとんどフラットな地形で、ホール毎のレイアウトがコースの難易を決める。コース設計家の腕の見せ所だ。

太平洋の御殿場コースの設計でも有名な、加藤俊輔氏の設計。
武蔵野の自然の林の中に、自然の地形を生かした林間コース。
全体はフラットだが、フェアウェイは全体的に狭く、林も深い。
フェアウェイにも微妙なうねりを加えた、加藤氏の設計が生きる。木が雑木林のせいか、一見女性的な雰囲気だが、いざラウンドするとなかなか手強い。

バックからやると７００ＯＹを超え距離もある。太平洋のコースになって、バンカーが少なくなり、フェアウェイの木も少なくなった。
それでも攻め甲斐のある難しいコースだ。

ＯＵＴの１番は、比較的視界が開けたロングホール、フェアウェイも広く、出たしのホールとしてはのびのびスタートできる。

２番のミドルは池超えのバックから449Yの長いミドル。
ここも広めで、距離さえ出れば左右は怖くない。
ただし、グリーンが大きな傾斜があり、乗せる位置によってパットが難しい。

３番ショートは池超え。左に引っ掛けると寄せにくい。右手前からが攻めやすい。

そして、問題の4番ホール。
ここもフルバックで446Y、ひとつ前のBLUE TEEからでも426Yの長いミドル。
僅かに左へドックレッグしていて、前の2ホールとは一転、フェアウェイが狭く絞られている。
さらに、フェアウェイの真ん中には大きな木が２本。右側が広めだが、こちらに打つと、2打でグリーンを狙うには右側の林が気になるというレイアウト。
フェアウェイ真ん中に250Yの正確なティーショットが求められる。

さらに、グリーンは砲台になっていて左右奥にぶれると段の下に。
手前からも一段上っていくので、結果オーライで手前から転がってのせることも期待できない。

今までこのコースを68回ラウンドして、何と「パーオン率０％」
要は、一回もパーオンしたことがない（中にはレギュラーティからのラウンドがあるにもかかわらず）

良く行くコースで、パーオンしたことがないのは多分このホールだけだと思う。
スコア的にも、パーが７．４％、ダボ以上が５１．５％、平均スコアが５．６６２と、大の苦手ホールになっている。

このホールのパーオン達成はいつになることやら。