A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

Scores! / The L.A.Four

2007-01-16 | CONCORD
LAURINDO ALMEIDAといえば、74年になって、LA4というグループを結成した。
彼のギターと音楽観を前面に出したグループだ。

もともとALMEIDAはブラジルの出身。ボサノバとかサンバのラテン系はお手の物。最初はクラシックギターをやっていたし、JAZZプレーヤーとの共演も多いというマルチプレーヤーだ。
そういえば、SAMMY DAVIS Jr.との共演もあった。

JAZZとの出会いはジャンゴラインハルトを聞いてかららしいが、ブラジル出身のギタリストとしては、かなり早くからアメリカでJAZZの演奏に加わっている。40年後半から50年にかけては、STAN KENTONオーケストラの一員で活躍している。その当時のケントンオーケストラのメンバーを見ると、BUD SHANKやSHELLY MANNとはその時から一緒にプレーをしている旧知の仲。

それ以来、BUD SHANKとは行動を共にしていたことが多かったが。それに、PETERSON トリオを辞めてフリーで活動をしていたRAY BROWNが加わって、74年にこのLA4で再出発を飾っている。

時期的には、ちょうど西海岸でスタートしたCONCORD LABELの立ち上げと機を一にしている。
CONCORD レコードは、私の好きなLABEL。
以前紹介したように、車ディーラーのオーナーだったCarl Jeffesonの趣味が昂じて設立したレーベル。こだわりがあるところが好きだ。
このレーベルは、CONCORD JAZZ FESTIVALのライブからスタートしているが、このアルバムもその中の一枚。74年のCONCORD JAZZ FESTIVALでのライブの演奏だ。

曲は、BUD SHANKのオリジナルSUNDANCEが、ラテンのビートでスタートし、ショパンの曲などを経て、最後はお馴染みの「黒いオルフェ」で締める。
まさに、ラテンとJAZZ、それにクラッシクの融合を、ボサノバブームの前からチャレンジし、20年以上経ってもその取り組み方は変わっていない。
このグループは、その名の通り、LAのからっとした雰囲気を持った、ラテン(ブラジル)版のMJQかもしれない。

SUNDANCE
CARIOCA HILLS
ALLEMANDE AND FOX
BERIMBAU CARIOCA
CIELO
PRELUDE,OPUS 28,#4
HOW INSENSITIVE
OLD TIME RAG
MANHA DE CARNIVAL

BUD SHANK
LAURINDO ALMEIDA
RAY BROWN
SHELLY MANNE

Recorded live at Concord Jazz Festival , July, 27, 1974

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