A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

駆け引き

2006-05-18 | SHOT OF THE DAY
ゴルフのスコアは最終的には自分との戦いであるが、心理的な相手との駆け引きにも左右される。

そのホールは8番のロングホール、BACKから495Y。飛ばし屋には2オン可能なホールである。ペアのベストボールマッチをやっていて、繰越の3ホール目に入っていた。スコアも4人ともほぼ拮抗して、面白い戦いになっていた。

まずは、自分がオナーで第一打。ショットの好調が続いていたこともあり、何のプレッシャーも無くフェアウェイど真ん中へ。残りはまだ250Yはある。相手ペアの飛ばし屋Nさんは、ここ一番のナイスショットで多少ショートカット目に打った球は、残り220Y。2オンの可能性のある所まで運んだ。この時点で、勝負の相手としてN氏を意識し始めた。当然第2打は自分からであり、ユーティリティーでのナイスショットはグリーンまで40Y位。
まずは、最高のポジション。

Nさんの第2打は、これもナイスショットで、低く出たボールはランもあって、グリーン手前にナイスオン。言葉では「ナイスオン」とはいったものの、心では「やられたな」と、次のこちらのショットへ闘志が沸いた。
ピンは右奥、フェアウェイ真ん中の何の障害物の無い攻めやすい場所から、アプローチウェッジでの50Y位のショットは多少カット目に入り、ピン手前7Yほど。ベタピンには行かなかったものの、ミスは許容範囲。相手のボールを見ながら、「これを近くに付けられると、この7Yを入れなければならない状況になる。少し距離はあるものの、下からのパットでもあり可能性はあるな」などと考えを馳せながら、相手のファーストパットを待つ。

Nさんの、ファーストパットは何と大ショート。自分のパットよりさらに距離を残して貰った。ある程度負けを覚悟していたが、これで状況はイーブン。Nさんのセカンドパットは、ほぼOKの距離へ。パーは間違いないが、人事ながらもったいない。これで、場合によっては勝つチャンスもあると、突然アドレナリンが湧き出てきた。自分の狙いにいってしまったファーストパットは、カップをオーバー。いやな下りを残してしまった。このような心理状態になると入るものも入らない。3パットで、このホール負け。繰越分を含めて3Down。

普通であれば、ほぼパーは確実。バーディーの可能性も無くはなかったのに、無念の3パット。彼の内心の状況は確認しなかったが、お互い相手の一打に一喜一憂したであろう。

このような時でも、マイペースで強いゴルフができねば、勝負には勝てない。
この日も悪い方の記憶に残る、ファーストパットになってしまった。


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