A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

LAMBERT ,HENDRICKS & BAVAN at “BASIN STREET EAST”

2006-07-10 | MY FAVORITE ALBUM
同じ楽器でも演奏する人によってその音色やトーンに個性がある。
特に、JAZZではフレーズの作り方、アクセントの付け方、息遣いに至るまで・・・、個性の自由度がますます広がる。
聞き手にとっても、素材としての曲の楽しみはもちろんだが、プレーヤーの個性あふれる演奏が楽しみだ。

JAZZVOCALも、歌手の歌唱力に加え、歌の表現力や、アドリブのスキャット、そして伴奏のプレーヤーとのコラボレーションなど、個性の組み合わせは山ほどある。

聴衆をどんな演奏(歌)で驚かせ、楽しませようか日々精進するプレーヤーと、どんな演奏をしてくれるのかと、期待を膨らませている聴き手の間に、JAZZの創造性の無限の可能性を感じる。

LH&Bは、1958年にLANBERT,HENDRICKS & ROSSで、スタートしたユニークなボーカルグループ。過去の有名なJAZZプレーヤーの演奏(アドリブ)に、歌詞を付けて歌ってしまおうという発想力にまずは感服する。
色々意見はあるとは思うが、これもJAZZの持つ創造力のひとつ。

このアルバムは、アーニーロス抜けて、ヨランダ・ベヴァンに替わっての、最初のレコーディングだ。
得意のベイシーサウンドや、当時の流行のボサノバ、ヘンドリックスのオリジナルなど、曲もバラエティーに富んでおり楽しめる。
その素材で見事に演じたプレイヤーのフレーズに、ソロやスキャットを交えて多彩な味付けでボーカライズしている。

たまには、こんな一枚で、スイングするのも楽しい。

お気に入りは、大好きな曲の、SHINY STOCKINGGSと、SWINGIN’ TILL THE GIRLS COME HOME。
この曲で、有名なベースプレーヤーの特徴をスキャットで次から次へと繰り出す「余興」は、きっとLIVEで盛り上がっただろう。

THIS COULD BE THE ATART OF SOMETHING
SHINY STOCKINGS
DOODLIN’
COUSIN MARY
APRIL IN PARIS
FEED ME
ONE NOTE SAMBA
MELBA’S BLUES
DIS HYUNH
SWINGIN’ TILL THE GIRLS COME HOME

VO) DAVE LAMBERT
VO) JON HENDRICKS
VO) YOLANDE BAVAN
SS) PONY POINDEXTER
P) GILDO MAHONES
B) GEORGE TUCKER
DS) JIMMIE SMITH

Recorded Live At Basin Street East, New York,6, 7, 8,September,1962

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