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おやっ?こちらは一昨日、26日のブログに登場した”ビーバー先輩”のカナメ君ですね。
こちらが本日夕方、一枚目の画像と同じ場所です。朝から強い雨が降り続き、キャンプ場前の沢も大規模に増水しています。それでも、急ごしらえの堰堤の効果が出て、画像右手にメインの流路が発生していることがわかります。
キャンプ場側から(穂高連峰を背にして)見たところ。堰堤から左右に流れが出ていますが、7月の豪雨でメインの水流があったのは右手。一部はキャンプ場まで流れ込んできました。
現在は流路変更が成功したため、土嚢を積んで増水の流入を防いでいた場所にはほとんど水は来ていません。
こちらは3日前。またヘルメットのオッサン画像ですね(苦笑)。
初めて見た方は、ただ流木がある風景にしか見えないかもしれないのですが・・・。
こちらの流木も、今日の増水が登山道へ流入するのを防ぐ役割を果たしてくれています。
画(え)的にも地味ですし、それぞれの作業についてもそれほど関心を持って頂けないかもしれないのですが、ひとつだけ、ぜひ皆様に知って頂きたいことがあります。それは、我々小屋スタッフは2~3日前から、すでに今回の雨を警戒し、対策をしていた、ということです。登山者の中には、明らかな悪天候の予報が出ていても、「とりあえず、入山口まで行ってみて・・・」と、駐車場の車のなかで雨音を聞きながら、ギリギリまで悩み、スマホで天気予報サイトをいくつも巡り、「せっかくここまで来たんだし・・・。あ、あそこに歩いてる人がいる!よし、自分も!」と、危険な入山をしてしまう方も残念ながらいらっしゃいます。
槍平小屋から更新される登山道情報は、日常的にこのルートを行き来し、20数年に渡ってこの場所の変化を見ているワタクシが担当しております。「俺の言ってることが聞けないのか!」と、上から目線のキャラではないので(笑)、「あのぅ~、これ、ホントなんですよ!ホントホント!だから、無理しないで欲しいんです~。ね、ねっ!」という想いだけは込めているつもりです。登山道注意情報、緊急登山道情報が更新されている場合には、「ホント、ホントなんだから!」というメッセージも受け取って頂ければと思います。長くなりましたが、ルート上で事故が起きないように、との願いですのでどうぞご容赦下さい。
それでは本日の気象情報。
午前6時。
午後6時。