槍平小屋ニュース 

槍ヶ岳・飛騨側登山ルートの要衝、槍平小屋から日々の出来事や最新登山道情報をお届けします。

槍平小屋ニュース 20190809

2019年08月09日 | 日記

 追加料金不要!特定日限定の個室ご宿泊

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(説明)滝谷渡渉部ライブカメラ


(重要)南岳新道の現状について 20190807更新


本日お昼過ぎの槍平キャンプ場。今日も青空は頑張って午後まで見えていましたが、午後8時過ぎには短時間ながら猛烈な雷雨が・・・。お客様の行動時間に降らなかったことは幸いですが、キャンプ泊の皆様にとっては寝入りばなの厳しい雨となりました。明日はこのキャンプ場も地面が見えないほどの賑わいとなるはずです。大勢のお客様にお越し頂く有り難さはもちろんありつつ、昨日更新しましたブログ内容も再度ご覧頂いて、余裕ある計画でお越し頂ければと思います。

 

夏山最盛期、ついつい日々アタフタしがちな更新担当ですが(苦笑)、気づけば立秋も過ぎていて、そういえばキャンプ場周りにはミヤマトリカブトも咲き始めています。

 

河原にはポカポカな朝陽を浴びた、可愛らしいヤマハハコ。涼し気な風に揺られて、影も一緒に揺れます。揺れない影が地面に焼き付いてしまうような”熱い夏”が二度とおとずれないように、そう願う8月9日です。

 

それでは本日の気象情報。

午前6時。

 

午後6時。

 

 

 

槍平小屋ニュース 20190808

2019年08月08日 | 日記

 追加料金不要!特定日限定の個室ご宿泊

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(説明)滝谷渡渉部ライブカメラ


(重要)南岳新道の現状について 20190807更新


今日はお昼を過ぎてもバッチリ青空が残っていました。こちらは奥丸山登山道入口付近から槍平小屋方面を眺めたところ。小屋のほぼ真上に南岳。右手には西尾根に隠れた大キレットがあり、北穂高岳、滝谷ドーム、涸沢岳が望めます。

今朝、早朝ウォーキングで槍ヶ岳・飛騨沢ルートの救急箱設置箇所(標高2550m)まで歩いた小屋スタッフから「救急箱内の非常用食料、水のボトルがなくなっていた」と報告を受けました。槍ヶ岳方面、南岳方面の登山道にはシーズン中に救急箱を設置しています。使用は無料で、事後の報告だけはお願いしていますが今回のようにご連絡を頂けないままの場合も少なくありません。次に使用する方が困ってしまいますので、必ずご連絡をお願いします。今日は小屋スタッフがすぐに救急箱まで補充に動くことができませんでしたが、登ってこられたグループの男性が快く引き受けて下さり、本日中に非常用食料・水の補充が完了出来ました。ご協力、本当にありがとうございます!

さて、もうすぐ山の日三連休です。今の天気予報のままであれば、なんとか連休中は台風の影響を受けずに済みそうですが、この時期にお問い合わせが多くなってくる新穂高温泉登山者用無料駐車場についてお知らせします。このところの晴天続きで、平日であっても登山者の往来は多く、新穂高ロープウェーの手前にある登山者用無料駐車場は空きを探すことが現時点でもかなり難しくなっています。この駐車場に停めることが出来なかった場合には、ロープウェー中間駅付近にある臨時駐車場へ遠回りして駐車することとなり、大幅な時間ロスとなります。

槍平小屋ホームページ(アクセスのご案内)

新穂高入山口周辺駐車場マップ ※ 槍平小屋では駐車場の混雑具合の情報提供は出来ません。予めご了承下さい。

この三連休中は駐車場の混雑はもちろん、明らかに予想しうる交通渋滞で入山口への到着遅延は必ず起きるものと考えて下さい。出来る限り公共交通機関をご利用になることに加え、行動時間(特に入山初日)を予め短めに設定するなど、連休中の登山に備えた計画を立てて下さい。

槍平小屋では、新穂高温泉入山口を午後2時以降に出発する方の宿泊予約はお断りをしております。安易にご予約を受け付けることで、時間に余裕のない、危険な登山の手助けをしてしまうことになる、との考えからです。どうぞ今一度、登山計画をしっかり見直して頂き、余裕のある計画でお越しください。

 

それでは本日の気象情報。

午前6時。

 

午後6時。

 

 


槍平小屋ニュース 20190807

2019年08月07日 | 日記

 追加料金不要!特定日限定の個室ご宿泊

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(説明)滝谷渡渉部ライブカメラ


(重要)南岳新道の現状について 20190807更新


爽やかな青空が広がった今朝の槍平。そんな朝にピッタリ!?な出来事をご紹介します。キャンプ場のトイレ掃除を担当している更新担当ですが、今朝掃除に向かったところ、トイレの中から”アンパンマンマーチ”を歌う小さな声が聞こえてきました。個室に入る手前のドアを開けたところ、そこには個室のドアをフルオープンにして便座に座っている5、6才くらいの男の子の姿が・・・。「あらら、ごめんね~。お掃除するから、ここのドア閉めておいてね~」と、違う個室から掃除を始めました。やがて出てきた男の子、気まずい空気になるかと思いきや、「今日は槍ヶ岳に登るよ!明日もキャンプする!」と、元気いっぱい。きっと今日は槍ヶ岳登頂にも成功して、今頃はご両親と一緒に稜線のテントのなかでぐっすり眠っていることでしょう。皆様もぜひ、これくらいの!気持ちの余裕を持ってお越しください。ただ、くれぐれもトイレ個室のドアは閉めてご利用下さい!まれに、やはりフルオープンの方がいらっしゃり、大人同士だと、かなり気まずくなります(笑)。

 

トイレの話だけで終わるわけにはいきません!今日の夕方も素晴らしい穂高の夕焼けが見られました。ちょうど、キッチンでお皿を洗っている最中でしたので、窓からパシャリ。もう数えきれないくらいこの風景、夕焼けは見ているのですが、激しくココロ揺さぶられる、というよりは、ジンワリと心地よい風景がまた一つ記憶に積み重なってゆくような気持ちがします。ステキな経験までも”上書き保存”されていってしまうのは、ちょっとさみしいですからね。明日もまた、新しい風景に出会えるのを楽しみにしておきます。

 

それでは本日の気象情報。

午前6時01分。

 

午後6時。


(重要)南岳新道の現状について 20190807

2019年08月07日 | 日記

※ 槍平小屋と南岳小屋を結ぶ南岳新道ですが、標高2100m付近から標高2700mの南沢カール内のトラバース箇所にかけて、藪こぎの必要、木製ハシゴの老朽化、落石による鎖場の破断(二箇所)があり、特に標高2700m付近のトラバース開始箇所(西尾根取り付きの鉄ハシゴ付近)の鎖場の破断箇所では今後も大規模な落石の恐れがあります。悪天候時、稜線からのエスケープルートとして利用されることもある南岳新道ですが、現状では悪天候時に下山ルートとして使用することはお勧めが出来ません。このルートでこれまでに起きている重大事故(死亡事故含む)は、すべて下山時のものです。稜線で悪天候に見舞われた場合は無理に下山を急ぐのではなく、南岳小屋で天候回復を待つ選択肢も加えて下さい。

現状では、お子様や高齢者、極端に荷物量が多い方、登山経験が少ない方などには登り、下りの双方について通行はお勧めいたしません。また、通行される場合はあくまでも槍平小屋から南岳方面への登りルートとして選択して頂くよう、慎重にルート設定して下さい。

南岳新道コース案内はこちら


(現在、南岳新道の通行に残雪の影響はありません)

2019年8月7日時点の南岳新道の状況についてお知らせします。こちらは標高2100m付近、南沢(下部)の雪渓の様子です。現在は登山道に影響する雪渓はありません。対岸の登山道取り付き点にある標識をしっかり確認し、赤い✕印が付いている雪渓方向へ間違って登らないように注意して下さい。

 

 

標高2300m付近の鎖場。画像で見るよりも急傾斜な場所です。落石被害で鎖が破断しています。

 

反対方向(南岳側)から見たところ。

 

鎖を岩に固定するボルトが折れています。この場所は一枚岩が上部まで続いており、落石に注意が必要です。

 

補修工事も昨年から行われていますが、複数箇所で木製ハシゴの老朽化が進んでいます。使用出来ないものもありますので、いきなり全体重をかけるような使用方法はしないで下さい。

 

標高2600m付近。救急箱の設置箇所を過ぎると、岩稜帯の急な登りとなります。

  

標高2700m付近。西尾根から再び南沢へ鉄ハシゴを下って、沢内の登山道をトラバースする始点では、落石による鎖場の破断があります(2019年07月23日現在)。

 


槍平小屋ニュース 20190806

2019年08月06日 | 日記

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(説明)滝谷渡渉部ライブカメラ


(重要)南岳新道の現状について 20190723更新


今年の梅雨が長かったことなんか、すっかり忘れてしまうほど毎朝が快晴です!今日は小屋の屋根いっぱいにお布団干し!

 

ベッド室をお掃除中のモカちゃん。客室・イワカガミの窓からも北穂高岳、涸沢岳の山並みがバッチリ見えます。

 

午後2時前からは雷が鳴って、夕方6時頃には雨も落ちてきましたがすぐに上がり、今日の槍平キャンプ場はほんのりと夕焼け空。ザッと降った雨が打ち水となって心地よい空気が漂いました。今年も暑い夏になっていますが、”熱い夏”はもう二度と訪れないでほしいと願う8月6日です。

 

それでは本日の気象情報(本日は午前のみ)。

午前6時。