なれ合い、妥協無しの本音ブログ

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食料自給率が異常に少ないのに大量廃棄!歴史に学ばない日本は確実に有事対応できない

2022-05-31 11:04:51 | 考え方

日本は軍備について、愚かなまでに鈍感なのか、過剰なのか極端な人たちが多い。長年、平和ボケで反対のための反対をしてきた野党の愚かさは話にならない。そもそも軍備は必要に決まっているではないか。

強盗が家に押し入り、目の前で自分の子供を傷つけているときに、話し合いましょうも何もない。体当たりしてでも守るのが親というものではないか。それは武力の行使であると同時に、正当なことでしかない。

ロシア、ウクライナの動きでまだ分からないのなら、もはや政治や憲法を語る資格は無い。

自衛隊という呼称もいい加減に目覚めたらどうだ。軍でない武器を持つ集団は意味がおかしい。なんだそれはヤクザか半グレか。そして世界は自衛隊を軍隊としてしか認識していない。

良識ある国とは、自国軍を尊敬する国である。有事の際、命を懸けて国民を守る人たちに敬意を表せない国は、衰退する。

日本は外に出て戦争しないことになっている。しかしフェイクを含め一方的な報道でロシアが悪、ウクライナが被害側だとウクライナに多額の支援をすれば、それは海外での戦争加担でしかないだろうに。なぜこんな簡単なことが分からないのだろうか。

当方はロシア、ウクライナの戦争のどちらの側も支持しない。難民というのはコントロールされたうえで受け入れるべきだ。しかし物事は限度があるのも事実。その加減は難しいから政治は高度な判断が必要である。しかるになんだ今の抽象的、前言変更内閣は。

岸田内閣の奇妙な支持率は70%に迫ろうかという異常事態。この政権、なぜ人は支持するのか。やってるふり、なんちゃって内閣の典型としか思っていないのだが、世の中はどうなってしまっているのだろう。存在感の無い閣僚も情けない。

日本人は「なんとなく」が大好きである。責任をうやむやにする。具体的な指摘は軋轢を生むと、忖度だらけの国が日本である。だから現政権に親和性があるのかも知れない。うやむやと忖度を「和」と誤魔化す。

うやむやが好きなのは、聖徳太子の「和を以て貴しとなす」を間違って解釈しているからである。日本人は聖徳太子が和といったから、和の民族だと勘違いしてる人が多い。まったく逆だということが分からないのは、歴史をまったく勉強していないからである。日本人は和がダメだから、和を尊べといわれたことに気が付いていない。

イエスキリストは隣人愛を説いた。なぜか。戦いばかり、奪い合いばかりで殺伐としていたからだ。逆のことを説いたのは、それが必要だからである。

日本人は江戸時代まで、殺伐としていたことに気が付くべきである。昔の日本は魑魅魍魎の世界である。比較的穏やかだったのは、気候が温暖、今よりも気温が高かった縄文時代まで。それ以降は戦い、奪い合いが増えていくのだ。のんびりしていたのは平安時代の貴族ぐらいだろうに。

なぜ鎌倉時代にこれでもかと様々な仏教諸派が出たのかは、殺伐としていたからである。救われないから浄土を願った人たちも増えたわけだ。イエスキリストが愛を説いたのとさほど変わらない。

しかるに戦国時代までは殺し合い、奪い合い。地域でも変わり者や協調性が無いと村八分。どこに和がある?その地方では旅人や托鉢する人が忽然と消えるのは、日本の歴史のタブーの一つである。

江戸時代は身分制。その流れをシナの方式を取り入れながら「戸籍制度」としたのが明治政府である。オリジナルのシナでも形骸化した戸籍制度を、未だに高い税金で維持する意味は無い。もう、戸籍など止めてしまえばいい。

明治の戸籍には職業欄があり、職業差別に利用されたわけだ。もちろん、出身で差別も行われていた。日本人は現代人でも差別意識から抜けられない人たちが山のようにいるが、それが明確化されたのが明治政府によるものである。その明治政府、諸手を挙げて素晴らしいという人たちは、ご都合主義だけではなく悪しき面も正面から認識すべきである。

それと明治政府は、天皇を頂点とするために廃仏毀釈をし、仏教弾圧をしている。昔に古代シナでできた元号を導入した日本は何かあれば元号を変えていたが、天皇の在位と一致させたのも明治政府である。

だから元号など、昔の多くの日本人には正直、どうでも良いことだった。天皇教育の中で固定されていき、今では日本の歴史や伝統だという自称保守層の元号大事ということも、何のことは無い、たかが明治からの話でしかない。

ちなみに日本の歴史や伝統だというが、日本の様々な行事には昔のシナの影響が多いのだ。正月の行事から始まり、神道の考えや行事にも多く入っている。それだけではなく日常的な考えも多分に道教の影響がある。

だから過去の天皇でさえ道教信者だった人もいるのに、特に明治以降は天皇を神格化するため、道教の影響を目に見える形から消して、行事をいかにも日本古来のものと捏造した。だから日本人は道教の知識が壊滅的に無い。

さて、社会の損失でしかない元号は廃止すべきなのだ。そして日本国としての独自性をいうのなら、せめて、せめて皇紀を使う方がまともである。皇紀は「西暦+660」だから覚えやすい。

本題の前に色々と書いたが、それでは日本の食料である。日本の食料自給率は病的に低い。40%に達しない。

食料など輸入すればいいではないか?島国日本でよくもそう言えるものだ。

今回のロシア、ウクライナを見ても、食料はどこかで何かが起きれば大影響を与える。物価が高くなる。高くなった物価は事態が鎮静化してもまず下がらない。だから上がるのみが大原則。給料は上がらないのに物価は上がり、税金は高く、年金は減る。日本はデフレだデフレだという人がいるが、嘘だ。

日本という国は支配層による「国民とは生かさず殺さず」という江戸時代と同じなのだ。

歴史の話。日本は石油の輸入をアメリカを中心としてイギリス、オランダを含め禁輸(中国を含めればABCD包囲網)とされ、対日資産凍結もされた。特に石油の80%をアメリカに頼っていた日本は戦争に踏み切った。1941年の出来事が今はロシアに制裁として行われている。

そのロシアがウクライナに対し(日本側に流れている情報を前提として。当方はロシア、ウクライナのどちらも支持していない)の略奪や処刑、女性への性的暴行はかつてソ連から日本がやられたことである。

歴史は繰り返す。

ソ連はそれにとどまらず、日本人をシベリア抑留(約60万人、死亡約6万人)し、北方領土を奪った。どちらも明確な違法行為である。ロシアは中国と教育体制は同じで、シベリア抑留など無かったことになっている。中国は沖縄も中国領と教えている教科書がある。

韓国がどさくさに紛れて盗んだ竹島も違法行為である。

中国、韓国の名が出たので食料ついでであるが、中国や韓国が福島県産の食材を禁止としたときは、大騒ぎした連中がいる。中韓が嫌いな勢力で、自称保守や右側だ。では、イギリスや台湾はどうなのだ。イギリスは来月6月にようやく規制が撤廃だ。そう今でも続いている。台湾が福島その他の地域からの輸入の規制緩和をしたのは今年の2月である。

なぜ、こちらは大騒ぎしない?台湾を守れ、台湾は中国の一部では無いという人たちこそ口を閉ざし続けた。何事もご都合主義でしかない。

ところではっきり書くが台湾は歴史をみれば中国の一部である。詳しくは一つ前の記事を一読願いたい。

https://blog.goo.ne.jp/yasnak/e/5bde7ed6b8bfd9e63787c09a0c4a8f25

再選を目指す人は政治家か政治屋か

さらにさかのぼればオランダが占有権を主張したらどうなる。まったくもってご都合主義の歴史解釈しか日本にはない。

中国の政治体制はまったく信用していないし、ウィグル自治区、チベット自治区というのも自治など無く強制力による中国の嘘でしかない。不法に占拠し自分たちの都合で管理しているのは犯罪行為であるが、それが国連の常任理事国なのだから恐れ入る。ロシアもそうだ。国連というのは特に日本人にとっては最悪の存在でしかない。いい加減に気がつけよと言いたい。

しかし、そういう話と歴史は別にしなければいけないのだ。おかしなことはおかしい、認めるべきは認める、このバランスが取れない人たちを、左翼、右翼、あるいは自称保守と呼ぶ。

イデオロギーの枠から出られない人たちは、確実に視点が歪んでいる。そういう人たちは、当方の文章を読んでも左翼なのか右翼なのかサッパリわからないことだろう。そもそもどこにも属していなことが理解できない、それがイデオロギー発想である。

戦争の蛮行について話を戻せば、日本も例えばタイとミャンマーの泰緬鉄道については触れない。捕虜と多くのアジア人を使って、1年3か月で全長415キロの鉄道を敷設。今でもタイにはその痕跡が残されている。

連合国の捕虜6万2000人(うちイギリス人6904人、オーストラリア人2802人、オランダ人2782人、アメリカ人133人の合計1万2621人が死亡)

募集や強制連行による「ロウムシャ」と呼ばれたタイ人労働者数万人(正確な数は不明)、ミャンマー人18万人(うち4万人が死亡)、マレーシア人(華人・印僑含む)8万人(うち4万2000人が死亡)、インドネシア人(華僑含む)4万5000人が使役された。

Wikipedia

他にも日本軍は重慶で爆撃を行っている。確かにアメリカの違法行為である大空襲や原爆の被害は凄まじく、全くもって許されることではない。しかし日本も爆撃はやっているのだ。目的は軍事施設や政府機関などであったとしても、一般市民も被害を受けている。規模は違っても米軍と発想は同じである。

さて、日本の当時の石油備蓄量は有事対応で1年前後しか無い状態。それなのに長期戦になったことは明確な政治の失敗である。戦争のきっかけはアメリカの仕業としても、長く続けたのは日本の政治の大失敗である。

石油が足りなくなっても精神論で戦え、大和魂だとか現実を無視した日本軍だから、アジアに広く展開した日本軍に食料を配給できず、現地調達せよという無謀なことをした。これは歴史的事実である。

そこで考えてみて欲しい、食料を現地調達するとは現地の人からすれば「略奪」でしかないということを。現地の人も有事下であり食料が大事なのに、そこに軍刀を振りかざした日本軍が来る。これでは、自称保守や右側が好む日本軍人は勇敢だ、侍だという美化が虚しいだけである。海外では通じないことが分かるだろう。

餓える兵士にとっては、恥も誇りも無い。これは戦争ではいつも起こることである。事実は事実として教訓としなければ意味が無いのだ。改善する気持ちがあれば失敗から反省は生まれるが、失敗を認めないと悪化しかしない。日本賛美型の人は失敗を認めず、つまり反省できない体質で物事が良くなるはずは無い。

いずれにせよ、ちゃんと尊敬される軍隊でい続けるけるためにも、物資の供給は確実に行わなければいけないが、旧日本軍はやらなかったのだ。海軍と陸軍でもめているようでは話にならなかったのだ。論戦している間にアジア各地域で兵士は餓死。旧日本軍人、軍属の死者数は約230万人。そのうちの6割が餓死と栄養失調による病死という指摘もある。

歴史で分かるように、日本は本当に有事対応ができていない。島国で何となく皆同じということが有事では災いとなる。そしてこれが食料自給率に繋がる話で、輸入すればいいではないかというのはあまりにも能天気すぎるのだ。

原子力政策を、いわゆる保守が支持しているわけだが有事対応は出来ているのか。敵軍が攻めてきたら、ミサイルで狙われても本当に防御できるのか?東日本大震災の福島原発で証明されたことは、国土や地形からして日本はあっという間に大惨事になるという事実だけである。

原発ゴミの適切な廃棄を含め、それらが整っているのなら堂々と稼働させればいい。出来ていないのにさも安全なエネルギーだ(安倍元首相のようにコントロール下にあるというデタラメ)、安価だというのは詐欺でしかない。島国だからこそ原発のようなエネルギーが必要だというのはまったく逆である。逃げ場がないのだから。

だからといって、クリーンエネルギーという大ウソの太陽光パネルもダメだ。あれこそ明確な環境破壊でしかない。さらには水道、電力を海外資本に売りさばくような連中は国賊でしかない。

こうして島国日本は、地震や火山活動も多い日本は有事に異常なまでに弱い。そこにきて生きる根本である食料自給率が低い。

しかもである。その食料輸入も遺伝子操作された穀物で育った家畜の肉を輸入している。日本は食品添加物大国で、危険な食材を輸入し、添加物だらけのものが販売される異常な国なのだ。

国産だから安全というのも、とうに終わった話である。農薬、除草剤の一部も世界で危険性が指摘され、利用禁止としている国が多数あるものでも、日本はOKなのだ。こういうことだから、当然日本は癌大国である。

その異常性にメスをいれず、ガン保険に入れ、皆苦しむぞ、金がかかるぞ、死ぬぞと脅す構造。もはや国をあげて国民を病気にして、その利権に巣くう政治と医療業界、保険業界だとしか思えない。

更に加えるならば添加物をばらまく食料品業界と、良い材料を使わず安価品が多い飲食業。最も飲食店は金のない日本人は安さばかり求める構造も問題である。

食料自給率が低いことを輸入で補うとは、単に有事対応だけではなく日常的に劇毒物と指摘してもよいようなものを連日食わされて癌にまっしぐらということなのだ。

そして、自前でまともに調達出来ないのに食料品の大量廃棄がとまらない。自分たちで国内で作れず大量に輸入して金を海外にばら撒き、そして大量廃棄である。もはやバカの構造ではないのだろうか。

子供の発育に関係する大事なことを歴史でみれば、国の制度として学校給食が提供されるようになったのは、1946年から。お気づきであろうか。日本の正式な敗戦は、米戦艦ミズーリ号での降伏調印式で1945年9月2日である。

日本の貧困対策で学校給食制度というのは嘘である。アメリカの都合で牛乳とパンになったのだ。牛乳をどんどんと飲ませることができれば牛用の穀物が必要になりアメリカにすれば輸出に繋がる。パンは当然小麦である。敗戦国に売りつけよ、それがアメリカの政策であったのだ。

遺伝子組み換えと添加物でゆっくりと衰亡に向かう。しかし取れるうちは取れ、それが現実の国際社会である。

多くの日本人がさらに惨めなのは、それを同じ日本人の上級国民という連中からもやられていることだ。

知らない、考えないとはかくも恐ろしいことである。こうして食料自給率が低いことも恐ろしいことなのだ。

日本人が日本人からの搾取は止まらないが、そこにきて日本は独立国ではない。前回も書いたが制空権は無く、米国軍人が好き勝手に出入り出来て、日本は一切関知できない。それが日本だ。エネルギーと食べ物をコントロールされているということは、植民地である。

また、そもそも前出の牛乳が体に良いなどというのはデマであろうに。牛乳は体に悪い。根本的に子牛用の飲み物が人間に当てはまるはずがない、簡単な話である。今でも医療従事者の中に牛乳を推奨する人がいるが、まったくの勉強不足か、企業、アメリカの手先であろう。もし、牛乳の発がん性を知らないとすれば、もはや医療に関わってはいけない。

さらには、アメリカが占領下の日本に飼料や食料を売り続けるため、日本の食料自給率向上を許さない。繰り返すがエネルギーと食べ物を押さえられている国に本当の繁栄は無い。

いずれにせよ、食料自給率が低いことは大問題でしかないのに、輸入に頼り、遺伝子操作や添加物だらけのもので周囲を囲まれ、ガンになる。

日常的にガンは怖いぞと保険だらけになり、その他の病気を含めて医療保険加入が世界ナンバーワンの国。とっても高い国民皆保険という税金なのに、世界で一番民間の保険に入っているという思考停止と漠然とした未来への不安。もはや異様である。

スポンサーという業界からの金に転んで、良心とジャーナリズムを売ったマスコミによって洗脳され、あるいは気味の悪い宗教や占いと同じで将来の不安に付け込まれ、万が一だらけで自分の自然治癒能力を信じない日本人。

自らを信じないで免疫力、自然治癒力が活性化するはずはない。

この国は、自滅の道しか歩いてないのではないのだろうか。


再選を目指す人は政治家か政治屋か

2022-05-29 10:38:11 | 考え方

既成政党は与野党を問わず全滅、そう考えている。任せるなら「しがらみの無い新しい党」でなければと。 長く与党をやっている自民党が、日本を良くしてきたのか。いや、していない。

子供たちの将来を本気で考えるのなら目先のニンジンだけを追い続けず、世の中の実態を、本質に目を向けるべきであろう。自分や家族の生活だけを考えていれば、正直どんどんと器は小さくなると思う。そういう人が多くなったから、日本は衰退しているのだ。

日本は諸外国に比べて安全だしマシだと思える人が多いのは、それは先祖のお蔭。過去の人が努力した成果を今、食っているだけだと思っている。昔の人が築いたものを食いつぶしているだけでは。貯金はいつか底をつく。

こちらの表をご覧いただきたい。

国のために戦う意思があるかの国別回答だが、通常は「ある」、「ない」に注目が行く。確かに日本は、国というものを大事に考えない傾向があるのは事実だ。意思表示がはっきりしているドイツ人は「ない」が多いが、恐らくこれはナチスドイツの教育も関係あるだろう。

逆に自国こそ素晴らしいと自己都合の教育が多いロシア、中国の戦う気があるが高いのは、その教えが正しい正しくないとは関係なく、教育が国民にどういう影響を与えるかを示唆しているように思える。

何とも皮肉に感じるが、当方が取り上げるのは、「わからない」が日本は断トツに多いことだ。自分の考えが無いのだ。考えていても答えを出せない。結局わからないでは意見が無いのと同じで、大事なことを考えなくても、答えを持たなくても過ごせていることは、有事には危険だということなのだ。

昨日、今日、明日は違う日だということが分からない。昨日は何もないから今日も何もなく、明日も同じと考えるのは能天気の極致であろう。

昔から平和ボケという言葉があるがよほど痛い目にあわない限り直らないのだろう。 中国が尖閣を取り、沖縄は中国のものだと表立って主張を始めてから気がついても遅い。ちなみにアメリカはどう考えても助けてくれない。特に尖閣については、なぜアメリカ人が血を流す必要があるのか、簡単な話である。

台湾についても、最終的にはアメリカは直接助けることはしないはずだ。理由はこちらも簡単で、アメリカのメリットは何か、それだけである。台湾を死守する意味が無い。冷戦時代よろしく、イデオロギーの発想から抜けられない人だけが、未だにアメリカは台湾を守ると妄想しているのだ。

その台湾も、歴史をみればなぜ中国の一部と言えないのか、不思議でならない。過去に日本も台湾は中国だと認めていたではないか。

デジタル大辞泉「下関条約」の解説
明治28年(1895)日清戦争講和のため、下関で清国の全権大使 李鴻章 りこうしょう と日本の全権大使伊藤博文・ 陸奥宗光 むつむねみつ との間で調印された条約。 清国は朝鮮の独立、2億 両 テール の賠償金の支払い、遼東半島・台湾・澎湖諸島の割譲などを承認。 馬関条約。

日清戦争講和で、台湾は清国から割譲ということは、日本は戦争に勝って台湾を譲り受けたということ。どこから?清国。清国はどこ?中国で最後の王朝といわれているわけだ。日本は自ら、台湾は清国の領土だとしているのに、なぜ台湾は中国の一部だということを忌み嫌うのか、不思議でならない。

個人的には、台湾は何度も行っており、海外旅行のお勧めを聞かれればまず先に台湾を推薦するほど、台湾は好きな国である。しかし個人的感情と歴史の経緯は分けるのが当然のことなのだ。

さて、今回のロシアの行動で、核を持っていれば何でもできる、国連というのはゴミ集団であることが明確に証明された。

また、グローバル経済だと世界一体化を一部の連中がもくろんだ結果、下手をすれば自分に経済的被害がかえってくる事態にもなったということだ。

ところで、日本はアメリカの植民地であることを実感している人はどれだけいるだろうか。占領下にあり独立国ではない。このことに違和感が無い日本人があまりに多すぎる。 北方領土交渉で、安倍元首相が成果をアピールしていたが政治は結果、返還されていなければ彼は失敗しただけである。単純な話である。自称保守が持ち上げるのもいい加減にしてもらいたい。政治は結果である。

プーチン大統領は「日本とは領土問題は存在しない」と言ったとされる。多くの人はこれを、議論する気が無い、あるいは日本から何かを引き出したい、と受け取ったのではないだろうか。しかしである。「独立国ではない日本とは領土という重要な問題を話す意味が無い」ということだったのかも知れない。

日本はアメリカの植民地というのは、言い過ぎではと思うのが甘い日本人である。日本には米軍基地があり、その上空を飛行するのは一定の高さや許可がいる。そして米国軍人の基地内の往来は日本に報告する必要もない。つまり日本ではないのだ。その状態を当たり前だと思うような日本人はもはや、何も考えないで今日、明日のご飯だけという人であろう。

「日米地位協定」や「日米合同委員会」を検索して調べてみればいい。日本は植民地でしかない。

過去に遡れば日本人は好奇心の塊だった民族である。知らないなら知ってやろう、分からないなら分かるまでやろうという根気も強かったと思う。研究心も強かったからこそ独自で価値の高い芸術や文化を生み出した。戦後も根気強さがあったから焦土から復興し、発展もした。

しかしながら、どんどんと日本人の勤勉さ、真面目さ、情、思いやり、そういうものが薄れてしまっていると思っている。

その大きな理由は教育がおかしいからであろう。教育がおかしい理由は教育機関が歪みすぎているからというのは当然だが、根本は政治がおかしいからである。政治がおかしいから日本人としての教育をまともにせず、知識偏重、画一的。

教育機関も本来は政治と同じで公の存在であり、子供たちの未来に関わる重要な役割にもかかわらず、自己保身や職業先生があまりに増えすぎた。教育機関の人間は、愚痴不平不満があるなら転職してほしい。職業先生は子供をダメにするだけである。

そして教育そのものがいつまでも政治や宗教から距離を取っているから、大事なことがすっぽり抜けたままの教育でしかなく、人の心や考え方、あなたはどう思うのかが無い。 政治も宗教もタブー視するのは止めた方がいい。政治なら党是があるし、どこでどういう判断をしたのかがある。宗教も歴史がある世界的なものはもっと正面から踏み込むべきである。

宗教観を抜きにして世界で話をするのはかなり難しい。特定の信者である必要はない。知識が必要なのだ。 たまに歴史は大好きだが宗教は分からないという人がいるが、宗教を抜きにして歴史が分かるはずがない。

単に自己投影して酔いしれるだけの歴史ならどうぞご勝手にだが、宗教を抜きにしては本質が分からないまま酔っているだけである。こういう偏りのある大人を生まないためにも、学校教育でちゃんと宗教は触れるべきなのだ。

政治を教育に取り入れ、あまりに当たり前の自分たちの選ぶ権利と、それぞれ何が違うのかについて教えるべきなのだ。政治を正面から考えるようにならないで、どうやって国や地方が良くなるというのか。

現実に力を持っているのが政治なのに、その教育が無いとはあまりにも愚かではないだろうか。だから違いが分からず、考えることすらしなくなるのだ。

たまにネットでテレビのインタビュー場面をニュースで見るが、感想を聞かれた大人が「美味しかった」、「楽しかった」しか言えない情けない国になってしまっている。

では野党は?正直、政権を取る気は無いと思っている。なぜなら現実味の無い批判を繰り返しているだけで、責任は一切取らないのに議員でいればお金が入る。これ、楽過ぎて止められないのでは。だから野党でいる方が都合がよいから本気の態度が見えない。批判のための批判を繰り返すとは、責任が無いからであろう。

政治の場にいながらコメンテーターをしてお金が入る、楽過ぎてその立場を失いたくはあるまい、それが万年野党。

再びなぜ与党はだめなのか。現に所得は上がらないどころか実質は減少である。先進国で下の方。

物価を考えると、例えばタイは、日本よりまだ安いがマクドナルドは日本よりも高い。タイに限らず、今の日本人では海外でゆったり楽しめないほど差が出てきている。日本が停滞している間に、アメリカや中国も所得は増え続け、もはや勝てない状況だ。その事実から目を背け、数字のトリックで国民を翻弄してきた与党など存在価値は無い。

日本人は周辺アジア諸国を見下す傾向が強いと感じているが、既に周回遅れになっている事を直視しない。

例えば先ほどと同じくタイであるが、大手企業の部長級の年収は日本の大企業の部長級と変わらない。物価が約三倍違うタイなので、日本の大企業の部長職年収が2,000万円だとすれば、タイでは6,000万円もらっている計算になるのだ。

世界的に日本は中国に抜かれ、韓国に追いつかれ。 世界の企業時価総額ランキングで比較すると、日本は衰退しかしていないことがわかる。こんなことでいい国だ、と言っているようでは能天気過ぎだろうに。

今ではトヨタのみとは、惨敗でしかない。

こうして日本は技術力も総合的な力も無くなったのにまだ変なプライドだけ持っている。トップ50に入る力も努力も無いにも関わらず、大企業だけは賃金上昇し、ある意味特権階級化しているわけだ。大企業を除いて給料がまともに上がらず、しかし様々な形で支出は増えている。

エコだ、環境だ、リサイクルだといいながら、拝金主義が実態なので新商品を連発し、少しの変化なのに買え買えと迫る。ゴミを出し続け、さっさと壊れる商品を出して新品購入に強制参入させられ、古いものを大事にしても部品が無い。古くても良いものは良い、気に入っていると長持ちさせようとすると税金が上がる国。

世界では禁止されている添加物だらけの食べ物王国、日本。農薬、除草剤その他、世界は禁止しているものが日本では売り放題。危険なものだらけ。

だから今では国産は危険ということが分からず、それだけではなくアメリカや中国からの輸入品もアメリカ人、中国人が口にしないものを甘ちゃん日本に売りつける構図。危険なもの、そういうことが共通認識になれない。だから世界でトップクラスの癌大国。これが現実。

連立を組む公明党は大衆迎合でばら撒き推進しかない。だから最近は支持母体である創価学会も距離を置き始めたとさえ言われている。 何でも財源が必要となるが、当方の考えはまず参議院の廃止。衆議院も半分でいい。経費は領収書付きの事後清算。身を切る改革をしてから偉そうなことをいえとなる。

ちなみに参議院廃止の意味は、機能していないからである。貴族院の流れをくむ参議院は良識の府であるべきで、利害関係ではなく国のためにその法案がどうなのか、大所高所から判断できる人たちの集まりでなければいけない。それが現実はどうだ、議席が欲しいだけの党利党略の場では不要でしかない。

色々な形で結果として増税の連続であり、所得が上がらないのに増税では生活は苦しくなる一方。それでも日本はいい国だと公言してはばからないのは、現状の政治に迎合する人たち、太鼓持ち、くっついていた方が利益がある人たちだからだと思う。

医師会のような組織や多くの企業、労働組合、どこもかしこも利権でぶら下がっているからこのままでは日本は没落しかないと断言できる。 日本の自殺者は多く、その数字でさえ不審死や変死扱いは自殺に含めないという数字で成り立っている。こんな国に良識があるとは思えない。統計は一番簡単に人を騙せる手段なので気を付けた方がよい。新型コロナウイルス関係も、あちらこちらに数字のトリックがあることだろう。

日本はいい国だを連呼している人たちは、格差社会の上位側か、現実を直視しない人たちだろう。そういう人たちは、自己保身で人を選ぶので、だから日本はいつまでも変わらず、変わらない状態が続くとは結局悪化しているということになる。

誤魔化しと自分で考える力を失った多くの日本人と思えるのだが、ここから本題で再選を目指すのは政治家か政治屋か。 そもそも再選とは、一定年数政治をやっていたわけだ。 大事な部分は、政治は実績で見るしかない。何を言い、何をやったのか。過程は不要である。表に出てくる結果のみ。だから確かな実績があれば、悲壮感を漂わせて票を集める必要はない。

議席を死守だとか、もう一度チャンスをくれだとか、公認がどうだとか、こういう人たちは全員政治屋であり、落選させねばならない。日本人は目覚めないといけない。

実績があるなら堂々と再選を目指せばいい。実績で勝負すればいい。中身が無いから別の理由を持ち出すわけだ。

だいぶ前に新聞の勧誘が来たことがあるが「生活が苦しくて助けて下さい」という。論外だ。中身が良くその値段なら価値があるとなれば新聞を購読するわけだ。こうして情に訴えるやり方は、確実に誤魔化しがある。本質から目を背けさせ結果として再選すればいい、購読してもらえばいいというレベルなら存在価値が無い。

既存政党の多くの人は職業として政治をやっているだけで、まともな立法も質問も無い居眠り政治屋だらけではないか。資金は地元で再選のために使うだけだ。それが現状では?

国会議員なら国を、県会議員なら県をどうしていくか、そういう本来政治がスベキことが無い人たちだらけで、それが政治屋である。

どういう方向であるべきか、そのために何をすべきで何を実行したか。そこを押さえていれば、答えは出てくる。 この国はいい国だという発言は現状維持であり、未来はこのまま続くと思っている平和ボケであり、こういう人たちには公憤が無い。公憤無き人は、絶対に政治をやってはいけない。

職業として政治を選ぶ人たちには、間違いなく公憤は無い。 政治家が儲かる職業であってはいけない。様々な優遇は仕事のためにあるのに、経費誤魔化しのオンパレード。ミスがあったではすまされない真剣さが政治には求められる。方向性に関わる、世界ともつながりがある政治だからこそ、ちょっとのミスを見逃すのはダメなのだ。

儲かる職業ではなく、それだけ高度なことをやっているのだから、高額の報酬が当然となればいい。ちゃんと国民が審査し、政治屋ではなく政治家が当選していれば高い報酬にするべきなのだ。

女性スキャンダルや不倫、そういうものはどうでもいい。ハニートラップでなければ本当にどうでもいい。人格者でなくてもいいのが政治である。なぜなら結果を出せばいいだけだからだ。犯罪を犯しても結果を出せばよいということを言っているのではない。異性のことで肝心の仕事が滞ることこそ問題だと言いたいだけである。

また、芸能人の話を含め、そういうネタで楽しむのはゲスの極みで、そういう人こそ品性が低いだろう。他人のプライベートを、匿名に隠れて批判する連中はあまりに下品。 世界には一夫多妻制、逆に多夫一婦制というところだってあるし、過去の日本では愛人、妾は普通のことだった。

知りもしないのにこういう部分だけ変な道徳論や宗教観を出すことの方が下品に見える。普段からの信仰心は無いのに、年末年始や人間が考え出したイベントで神仏に頼るのも情けないが。

話を戻して、税金をもらうだけの政治屋は、地位や名誉で喜び、中身が無いのに大臣になりたがっているようにしか見えない。内閣の一員で、原稿を見ないで自分の言葉で最初から最後まで話せるだけの、知識と熱意のある人はいないのだろうか。一人もいない。だから政治屋なのであり、それを選んでいるのが国民だから、当然衰退するしかない。

教育も政治もだめ、企業は技術力が無くなり新しい道を開けず、株主の顔色を窺うだけだから、どこに繁栄の要素があるというのか?

このままでは、日本人がまだ歪んだプライドや過去のカビの生えたイメージで日本品質だ、日本はすごいのだと己惚れていても、やがてはアジアに出稼ぎしないと金が稼げない落ちぶれた国になることだろう。

諦めてどこも同じだ、誰がやってもダメと考えて政治を動かさない人が多くなれば、それこそ団体票を持っている党が有利になり、ますますバカをやる。 年寄りだらけの政治では、今の我が世を楽しめばいい、後のことは知らん、という逃げ切り老害に食われているだけが続く。日本を衰退させている与党はダメ、野党は何も結果が無いで税金を貪っている。

成果が無いことを恥じない野党議員は、なぜ辞職しないのか。日本の美徳は恥にあるが、コメンテーターは自分たちの為さぬ罪が全くわからないだけ、落ちぶれている。いや、その立場が美味しいから話を逸らし、与党が悪いとして生き延びているだけだ。それなのに、当選させる情けない国民という図式。

新しい情熱ある風、世界情勢、歴史を含めた豊かな知識、社会に対する問題意識、都合の良い話をしない現実に即した視点で物事を語る、しがらみ無き政治が望まれると、当方は思う。