なれ合い、妥協無しの本音ブログ

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人生の成功と失敗、勝ち負けをどう判断するか

2022-06-28 11:17:34 | 考え方

皆さんは自分の人生にキーワードがあるでしょうか。モットー、信条、そのように言ってもよいのですが、指針のようなものです。

何かを基準にしていると、どういう「ずれ方」をしたかが分かりますが、何もない人はふらふらし、感情も簡単にグラつくはずです。

「人生を正面から考える」、この大事なことをほとんどの人はやりません。何も毎日考える必要は全くありませんが、逆に全く考えないで時間を過ごしていると、気が付いたら何もない自分だけがただフワフワしていて、やがて老いた自分を後悔してしまうかも知れません。

人生の成功と失敗、そして勝ち負けを分けて考えてみます。

何をもって分けるのか。

成功と失敗で、人生の成功者とは「自分の自由に、好きに生き続けている人」です。

この一文で考えると、出来ている人は極めて限られます。

多くの日本人が致命的にそもそも失敗している考えが、金銭の多寡です。自由に好きに生きられるとは、生活に不自由せず生きることであり、しかも好きなことがあることは大金持ちである必要はありません。好きに生きられればいいのです。

金持ちだから幸せだ、社長だから幸せだ、そういうことは一切ありません。金が少なくても自分らしく自由に、好きなことをして生き続けていれば成功を続けています。

失敗者とは、生活に追われ自分の無い人です。しかしもっともらしい理由を出してきて、家族の為、会社の為、〇〇の為といいます。他のために生きている自分というのは一番の隠れ蓑です。その道は変えられるはずであり、変え方も千差万別なのが本当なのです。諦めた心情から始まり、家族その他を理由としていないか、よく見つめるべきです。

成功という言葉。ここで重要なのは、継続です。一時思い通りになってもそれは人生の成功ではないのです。

人生は誰のものですか?とにもかくにも自分自身のものではないですか。自分がどうあるかで周囲との関係が決まります。これを逆に見ている人だらけです。そして自分さえ我慢すればという考えでは、実は無理しているだけの話であり、単純にいって無理をしている成功など無いのです。

だから成功か失敗かで分ければ失敗者であり、失敗を日々継続しているだけです。だからもっともらしい理由を並べている自分が失敗側だと気が付けば、そこからようやく新たなる視点も生まれる可能性があります。現実逃避、あるいは思考停止は止めるべきです。

前にも取り上げましたが自由とはとても難しいことです。多くの人が望むが手に入らないもの、それが自由です。仮に自由らしきものが手に入っても継続こそが難しく、やがてそれは真の自由ではなかったことに気が付くのです。

なぜなら、これもそもそもん論ですが、自分の好きなことが明確な人も極めて少ないのです。自分の好きなことは何かと改めて問いかけられると、実は無いという人がとても多いのが現実です。当然、時間が生まれてもやりたことが無いのです。

典型的な言い訳パターンに今は忙しいが定年したら、どこかで時間が出来たら好きなことをしたいというものがあります。こういう人は大勢いますが、すみませんが典型的な失敗者の部類です。本当に好きなら今すぐやればいいのであり、そのやがてという時間は来ないと思うべきです。

定年を指折り数えて待つ人は、自分が本当に好きなことがありません。本当にやりたいのなら、勤めながらでは無理なのなら、たとえ定年の1年前にどうしても槍田こと、好きなことが見つかったのなら、その道に進めばいいのです。先送りに良いことなど何もありません。

周囲がどういうか、どうでも良いことです。誰のための人生かです。

定年までもう少しと待っても、何もかが変わっていきます。状況が変わり、定年後の自分は老いていて、しかも想像よりも悪化しているはずです。これはもはや法則です。今を生きられない人に豊かな老後は無いということです。いざ現実に直面してから、「まあ、こういうものだろう」と言い訳して、誤魔化すのです。

過去に会社勤めをしていたころ、年配者の知人で定年退職となった人たちの中で何人もの人が病死するのを見ました。定年したらあれをしたい、これをしたいと言っていた人たちがその数%もできずに他界しました。また、定年して数年後、痴ほう症で徘徊しだした人もいます。全員ではありませんが、現実はこういうものでしょう。

先のことなど一切分からないからこそ今を生きるべきです。先延ばしにしていると、全く想像と違った定年後、そういうこともありえます。今を大事に出来ない人、理由をつけて先延ばしする人に、先延ばししていた好きなことなどほぼ出来ない現実が待っていると考えるべきです。

国民皆保険という世界でも極めて珍しい国にもかかわらず、先の見えない将来だと世界で断トツ、異常なまでに保険に加入しているのに、いざその保険が必要になる事態になった時の自分の時間はどうなるのか、そこまでは考えていないのです。

ちなみに、「忙しい」は多くの人が使う隠れ蓑ですが、心が亡い人、縦にすると物事を忘れる人が好きな言葉であり、忙しいを連呼する人に仕事の出来る人は存在しません。断言します。当然、忙しい部署には無能な上司しか存在しません。見抜き方は実に簡単です。まともな仕事をしていないから忙しいのです。

やることが多いからと機械的にそれをしているだけなら、機械やコンピューターで代替えできるだけのこと。人間なら頭を使って改善し、時間を生み出すべきではないのですか。まるでいつまでも電卓で複雑な計算をしている人のようです。そのようなものエクセルに関数設定するだけの話です。

ここから人生の勝ち負けです。人生の勝ちとはどういう意味か、どういう人たちなのか。それは挑戦を続けているかどうかです。新しいことに挑戦しているかです。守りの人生は完全に負け組です。

「出来るか出来ないか」、これは時間の無駄であり、失敗、負けの典型です。「やるかやらないか」、それだけです。「うまくいくかどうか」はやってから後の話です。

「後悔と反省」の決定的な違いは、後悔はやらずに後から悔やむことであり、反省はやってから失敗点を見つけ、改善することです。つまり反省は行動しない人にはあり得ないのです。

やってみてうまくいかなかったことも経験という財産です。

行動している、挑戦している人こそが人生そのものの勝ち組であり、しかもそれが自分の好きなこと、興味を持てること、自由の自由な時間を生かすことのためにやっているのなら、人生の成功者です。

繰り返しますがそこに、地位、名誉、金品的な財産は一切関係ありません。なぜなら時間は金では買い戻せませんから。どんなに金があっても買い戻せない時間なら、今を生きるしかないのです。今をという時間を充実させるからこそ、振り返った時に充実した人生といえるのです。

何も挑戦しない今を生きているのなら、何もなかった人生ということです。

日本人は「バケツの中のカニ」と比喩されます。ガサガサ動いているが無駄な動きだらけであり、しかも他の足を引っ張るだけ。SNSには妬み、嫉妬、誹謗中傷だらけで建設的な話は壊滅状態です。さらには愚痴不平不満とゴシップがあふれています。そのような類をニヤニヤ見ているのは下品の一言です。

マスコミは問題の本質に切り込みません。スポンサーがつかないと成り立たない以上、その業界の誤魔化しや嘘は触れません。だから政治のスキャンダルやタレントの話だらけであり、そこに乗っかって一緒になり、どこぞの不倫だとかで正義感ブル偽善者だらけになってしまっています。そういう人たちこそ一番下品です。

あなたがまんまとその手法に騙されているとしたら、時間をそこで捨てているのなら完全なる人生の失敗者です。自分の大切な人生を、過行く時間を下品なことにしか向けられないあなただとしたら、何が大事なのか、自分のやりたいことは何なのか、自由の素晴らしさとは何かを1%も考えることなく、一生を終えることになるでしょう。

繰り返しますが、自分の人生は自分のものであり、まずは自分がどうありたいのかです。足を止めてみると、好きなことも見えなくなっているようでは完全に足を踏み外しています。

今が見えなくなれば先は不安だらけになり、誰かを頼りたくもなるでしょう。それもこれも日常に埋没しているからそうなるのです。根本的な問いを自分にしていないからです。

本来、そこに他人の言動による未来予想の占いや宗教は一切不要のはずです。自分の人生を自分らしく生きるために、なぜ占いや宗教が必要なのですか。未来予想が必要という人は、ずばり自分の人生を生きていないからです。単に日常に埋没しているからです。対人関係を改善できず、自分自身や他人を信じられないからです。

だから詐欺的手法満載の占いや極めて俗な類の宗教に頼り、詐欺的手法が満載だからそれらしく納得させられてリピーターになるのです。

全部、いりません。

成功と失敗、勝ち負けとあえて極端な角度から書きましたが、他人の言動に振り回されることなく、自分の立ち位置をよく見極め、自分らしさとは何かをよく考えていけば、おのずと将来は見えてくるはずです。

そこに他人を頼る未来予想や、こっちの方角だとかこの色だとか、これを持てば幸せになれるだとか、そういう類のことは全部不要になるはずです。

実はこういうことが不要な生き方も、本来の自由の一つなのです。なぜなら他人の言動に縛られず、自分の人生を生きられているからです。

自分らしい好きなことで囲まれて自由に生きているなら、それは成功であり勝ちであり、幸せな人生といえます。

時間は今しかありません。今の連続が将来を作る、それだけです。この簡単な真理を無視している人が多すぎです。今を大事に出来ない人は将来も大事なものとはなりません。

目先のこと、刹那的なことだけを選んでいれば、結局は場当たり人生で終わるだけです。

真の成功者、真の勝ちとは、自分の好きなことで時間を自由にできる幸せ者ということなのです。言葉では成功、勝ちと表現していますが、結局はその言葉も不要であり、好きなことを自由にしている幸せな人という意味です。



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