三遊亭好楽

【意味】円楽一門に所属する落語家。レギュラー出演する『笑点』では左から２番目のピンクの人。



この前何気なくテレビをつけたら、『日本の話芸』という落語番組をやっていた。

それに三遊亭好楽師匠が出ていた。

そんなに落語が嫌いではないのでしばらく見ていたが、冒頭の小話が非常に印象に残った。

さすが好楽師匠！事実なのか？創作なのか？

その話を僕なりに紹介してみよう。

好楽師匠は営業などの仕事でよく司会なんかをするようで、その日はクイズ大会を行ったそう。

まあークイズといっても、会場にいる小学生が問題を出して、他の小学生なんざがその問題に答えると、まあーそういった形式のもんだったわけですね。

「ハイハイハイ！」

と、手を挙げて問題を出したがる子供たち。

その中に、ひときは頭の賢そうな子供がいたわけでして、ちょっとおもしろそうだなってその子に当ててみる。

「じゃーそこの君。」

すると子供は問題を出す。

「どうして学校に行くんでしょう？」

またなんとも言えない問題を出すわけですね。

「ハイ！勉強をするため。」

ある子がそう答えますと

「ブー！違います。」

他のお調子者の子が

「給食を食べるため。」

なーんて言うと

「ブーブーブー！全然違います！」

と、むきになって言うわけですね。

で、それからいろんな子供たちがことごとく答えを言っていくんですが、すべて不正解で、一向に正解が出ないんですね。

さすがにここまで来ると、答えが気になった私は、本当に答えがあるのかとさえ思い、その子に正解を聞きました。

「この問題の答えはなんなの？」

するとその子は…

さて！みなさんは答えはなんだと思いますか？

好楽師匠はこの答えを聞いて、この子を落語家にさせたいと思ったらしいです。

さあー師匠をもこのように思わせる、巧みな答え、思いつきました？

思いつくまで見たくないという人はこの後を見ないでくださいね。

さて話を続けましょう。

…「この問題の答えはなんなの？どうして学校に行くの？」

するとその子は、

「それは学校が来ないから。」

だって。

どうですか？僕なんか聞いてて、すごく粋な感じが好きだったんだけど。

あれ？期待したのよりもあんましっくり来なかった？

うーん、どうやら来ないのは学校だけじゃなかったようだ。

おあとがよろしいようで