紙一重

会社からの帰り



走ってる僕の車の前を、ブワーーーって走り抜けるイタチのようなネコのような小動物



ブレーキなんて踏む暇はない



「はっ！」って



紙一重のところで引かずに済みました。



あの時、１秒でも会社を早く出てたら


あの時、信号を見切り発車で出てたら


あの時、時速１kmでもスピードをあげてたら



きっと、今ヘコんだ車を嘆いて、悔しくて、眠れてないと思います。



引かんでよかったー



このツケがどっかで回ってくるんかなー


待てよ、これは引かんで良かったという幸運だったのか？


それとも、引きそうになる局面を迎えて、はっとした不幸だったのか？



それ次第ではこのツケがどっちかってことになる。


どうか後者であって欲しい。


このジャッジも紙一重やな。


しどろもどろでいきましょう