冒険を終えた僕たちは、近くの折戸温泉でひとっ風呂浴びて、完全燃焼の夕方6時大分を出た。
相変わらず僕は、脳出血が心配で無口+疲労困憊の寝不足で後部座席で黙り。
運転手はよしおで、助手席には圭くん。
高速に乗り込み、川棚を目指す。
「眠くなったら言えよ、運転代わるけぇー」
運転する気はさらさらなかったけど、みんな疲れた中でよしおに運転任せるのも忍びないので、とりあえずそういう気も配ってますよ発言をした。
「おう!」
思ったより元気のある回答が返ってきたので、こいつ大丈夫やなと思って、僕はゆっくり眠りについた。
寝てたのでよくわからないが、圭くんもどこかのタイミングで眠りについた。
全力で疲れ、車の揺れが心地よかったのだろう、すっと意識がなくなった。
ががががががががががががぁぁぁっぁ!!!!!
ものすごい衝撃音と揺れから、思わず目が覚めた。
目を開けた瞬間、車が右側の壁よりを走っていた。
瞬間的に僕は思った。
よしお、やっちゃったな、と。
同じく目の覚めた圭くんと、しきりに次のPAに入れと促した。
僕は後部座席でよしおの顔をうかがい知ることはできなかったが、後ろ姿から寝てましたオーラがビンビンに溢れ出ていた。
「寝るなよ!ゆっくり走れ!車に違和感ないか?次のPA寄れ!言えーや、眠かったんなら!聞いたやろうが!」
そんな言葉の飛び交う車内で、僕はあの出来事を思い出した…
2年前のよしおミラー持ってかれた事件。
今回は確認したが、ミラーはついていたので、前部が大破してるのかと勘ぐった。
PAについて確認すると、ぶつけた形跡はない。ん?
よく見ると、ホイールがサーっとすりキズだらけに。トンネル内だったので、端の縁石にガリガリっといってしまったのだろう。
よくよく考えると、前後左右に車がおらず、ひとりだけの事故で良かったなと。
相手がおったら大惨事になってたかもしれない。
てか!おい!寝るんじゃねーよ、よしお!俺たちも乗ってるんだぜ?お前に命を預けてるんだぜ?
あの事故の瞬間、車に乗ってた3人全員が眠りについてた。ありえない状況、そのありえない状況を体験できた貴重なひと時だった。
したくない体験やっちゅーの!
殺人事件のあった暗闇の秘湯から始まり、過酷な渓流、頭を強打し悶絶・死を悟り、最後の最後に危うくリアルに死にかける…
“恐怖”と“生死”を感じることのできた2日間となった。
帰りの車内で圭くんと話したけど、もっとこう次回からはさ、年齢に応じた、落ち着いたスマートな遊びにしようや。
もっと長生きしたいから…
2013年夏の思い出 完
しどろもどろでいきましょう
相変わらず僕は、脳出血が心配で無口+疲労困憊の寝不足で後部座席で黙り。
運転手はよしおで、助手席には圭くん。
高速に乗り込み、川棚を目指す。
「眠くなったら言えよ、運転代わるけぇー」
運転する気はさらさらなかったけど、みんな疲れた中でよしおに運転任せるのも忍びないので、とりあえずそういう気も配ってますよ発言をした。
「おう!」
思ったより元気のある回答が返ってきたので、こいつ大丈夫やなと思って、僕はゆっくり眠りについた。
寝てたのでよくわからないが、圭くんもどこかのタイミングで眠りについた。
全力で疲れ、車の揺れが心地よかったのだろう、すっと意識がなくなった。
ががががががががががががぁぁぁっぁ!!!!!
ものすごい衝撃音と揺れから、思わず目が覚めた。
目を開けた瞬間、車が右側の壁よりを走っていた。
瞬間的に僕は思った。
よしお、やっちゃったな、と。
同じく目の覚めた圭くんと、しきりに次のPAに入れと促した。
僕は後部座席でよしおの顔をうかがい知ることはできなかったが、後ろ姿から寝てましたオーラがビンビンに溢れ出ていた。
「寝るなよ!ゆっくり走れ!車に違和感ないか?次のPA寄れ!言えーや、眠かったんなら!聞いたやろうが!」
そんな言葉の飛び交う車内で、僕はあの出来事を思い出した…
2年前のよしおミラー持ってかれた事件。
今回は確認したが、ミラーはついていたので、前部が大破してるのかと勘ぐった。
PAについて確認すると、ぶつけた形跡はない。ん?
よく見ると、ホイールがサーっとすりキズだらけに。トンネル内だったので、端の縁石にガリガリっといってしまったのだろう。
よくよく考えると、前後左右に車がおらず、ひとりだけの事故で良かったなと。
相手がおったら大惨事になってたかもしれない。
てか!おい!寝るんじゃねーよ、よしお!俺たちも乗ってるんだぜ?お前に命を預けてるんだぜ?
あの事故の瞬間、車に乗ってた3人全員が眠りについてた。ありえない状況、そのありえない状況を体験できた貴重なひと時だった。
したくない体験やっちゅーの!
殺人事件のあった暗闇の秘湯から始まり、過酷な渓流、頭を強打し悶絶・死を悟り、最後の最後に危うくリアルに死にかける…
“恐怖”と“生死”を感じることのできた2日間となった。
帰りの車内で圭くんと話したけど、もっとこう次回からはさ、年齢に応じた、落ち着いたスマートな遊びにしようや。
もっと長生きしたいから…
2013年夏の思い出 完
しどろもどろでいきましょう