村上安世のしどろもどろでいきましょう

~僕のしどろもどろな日記~

事故

2013年08月24日 16時31分32秒 | 旅ゴリー
冒険を終えた僕たちは、近くの折戸温泉でひとっ風呂浴びて、完全燃焼の夕方6時大分を出た。


相変わらず僕は、脳出血が心配で無口+疲労困憊の寝不足で後部座席で黙り。


運転手はよしおで、助手席には圭くん。


高速に乗り込み、川棚を目指す。


「眠くなったら言えよ、運転代わるけぇー」


運転する気はさらさらなかったけど、みんな疲れた中でよしおに運転任せるのも忍びないので、とりあえずそういう気も配ってますよ発言をした。


「おう!」


思ったより元気のある回答が返ってきたので、こいつ大丈夫やなと思って、僕はゆっくり眠りについた。


寝てたのでよくわからないが、圭くんもどこかのタイミングで眠りについた。


全力で疲れ、車の揺れが心地よかったのだろう、すっと意識がなくなった。




ががががががががががががぁぁぁっぁ!!!!!



ものすごい衝撃音と揺れから、思わず目が覚めた。


目を開けた瞬間、車が右側の壁よりを走っていた。


瞬間的に僕は思った。



よしお、やっちゃったな、と。



同じく目の覚めた圭くんと、しきりに次のPAに入れと促した。


僕は後部座席でよしおの顔をうかがい知ることはできなかったが、後ろ姿から寝てましたオーラがビンビンに溢れ出ていた。


「寝るなよ!ゆっくり走れ!車に違和感ないか?次のPA寄れ!言えーや、眠かったんなら!聞いたやろうが!」


そんな言葉の飛び交う車内で、僕はあの出来事を思い出した…





2年前のよしおミラー持ってかれた事件。


今回は確認したが、ミラーはついていたので、前部が大破してるのかと勘ぐった。


PAについて確認すると、ぶつけた形跡はない。ん?


よく見ると、ホイールがサーっとすりキズだらけに。トンネル内だったので、端の縁石にガリガリっといってしまったのだろう。


よくよく考えると、前後左右に車がおらず、ひとりだけの事故で良かったなと。


相手がおったら大惨事になってたかもしれない。


てか!おい!寝るんじゃねーよ、よしお!俺たちも乗ってるんだぜ?お前に命を預けてるんだぜ?


あの事故の瞬間、車に乗ってた3人全員が眠りについてた。ありえない状況、そのありえない状況を体験できた貴重なひと時だった。


したくない体験やっちゅーの!



殺人事件のあった暗闇の秘湯から始まり、過酷な渓流、頭を強打し悶絶・死を悟り、最後の最後に危うくリアルに死にかける…


“恐怖”と“生死”を感じることのできた2日間となった。


帰りの車内で圭くんと話したけど、もっとこう次回からはさ、年齢に応じた、落ち着いたスマートな遊びにしようや。


もっと長生きしたいから…


2013年夏の思い出 完


しどろもどろでいきましょう