僕たちは大人に抵抗するために、ちょっとした冒険に出かけた。
それはとても暑くて、とても甘酸っぱい、夏の日だった…
〈♪Stand by me~〉
ということで、耶馬溪に到着した我々は、耶馬溪とは全く関係のないちっちゃな滝を目指して、渓流を登っていった。
それは同時に過酷な冒険の始まりでもあった。
スタート地点。水がとても冷たくて、気持ち良かった。
こんな渓流。
水が流れ、ゴツゴツした岩が僕たちの行く手を阻む。
その間を、ここは通れる、こっちはきついだのルートに試行錯誤しながら進んでいった。
僕は極力、服を濡らしたくなかったが、だいぶ早い段階で岩のコケに足をとられ、ストーンと全身が浸かってしまった。
もういいや感のもと、3人で撮った写真。
壮大感満点な写真。
ファイトー!一発!で、時には協力して岩場を登る。
ほぼ岩じゃん!
油断すると、急に深くなるところがある。あたふたしちゃうから、慎重に…
途中、ほどよい深さで、ほどよい高さの岩場があったので、まあー飛び込んじゃいますよね?
何年か前のこうもり洞以来のダイブ。夏って感じ!
やせいのシオマネキがあらわれた。見えにくいけど、岩に止まっとるやつね。
僕らのゆく先々に現れた一匹のトンボ。僕はそれを“シオマネキ(死を招き)”と名づけた。
このトンボは、僕らを死へと招いているのではと…
これが、のちにちょっとした現実になろうとは…
これもいい。映画のワンシーンみたい。この先は、変な虫がいっぱいおったなー
歩くこと約1時間。目の前にはいよいよ…
はやる心を抑えきれず、走り出す。
「あれだ!あれが俺たちの追い求めた宝だ!」
写真では淡々と紹介したが、ホント過酷な冒険だった。
蜂は襲ってくるし、変な虫もたかってくる。
カエルもおれば、シオマネキが僕らをあざ笑う。
高くそびえる岩に恐れをなせば、深い水面が待つ。
足元はすべるし、砂利がクロックスに入ってうっとおしいのなの。
そんな幾多の困難を乗り越えて、たどり着いた名前はすっかり忘れたけど、滝。
この冒険で、あきらめないこと、生きることを学んだ気がする。
これなら、マラソンだって走りきれる!
…はず?
僕らの宝をバックに、記念の1枚。この夏の思い出の1枚になりました。
…で、さて、ここから何をするかって?
そう、来た道を帰るんです…
来た道を帰る。考えたくないが、これは世の常…
圭くんは、途中、足をとられ横転。大事には至らなかったが、それは僕らへの前フリでしかなかった。
これはもうやらかした後かな?
ゴール目前で、スタート時と同じく岩のコケに右足をとられ、ずりーん!
右足の脛を岩に打ち付けバランスを崩し、体は右に大きく傾く。
そのまま倒れ込み、岩に右腰を叩きつけられ、そして、右耳裏側の側頭部を打ち付ける。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い…」
恐れていたことが起きた。あまりの痛みに、「痛い」としか言えなかった。
腰に力が入らない。頭痛い、脛痛い。蜂も来るし。
シオマネキは現実ものもとなった…散々。
楽しかったメーターは一気に地下深くまで盛り下がってしまった…
おまけに、川に入った時、ハシゴとか階段とかないところから降りたため、陸に登るポイントがない。
無理くり、コンクリから草の生えたところ、パイプに足をかけ、全身が痛んで力が入らないのに、登りきるという、最後の最後まで過酷さあふれる展開となった。
よしおは最後の最後に、奈落の底に落ちていった。
それから僕は、頭を打ち付けたことから脳出血で、死んでしまうのではという不安をしばらく抱えて帰ることとなった…
実は、ここ数日頭痛がするんやけど、これって仕事が忙しいからよね?
そんなこんなで、過酷な冒険を終えて帰路につくことになった…
が、まだ過酷は終わっていなかった。
まだ僕らにはシオマネキの呪いは続いていたのだった…
しどろもどろでいきましょう
それはとても暑くて、とても甘酸っぱい、夏の日だった…
〈♪Stand by me~〉
ということで、耶馬溪に到着した我々は、耶馬溪とは全く関係のないちっちゃな滝を目指して、渓流を登っていった。
それは同時に過酷な冒険の始まりでもあった。
スタート地点。水がとても冷たくて、気持ち良かった。
こんな渓流。
水が流れ、ゴツゴツした岩が僕たちの行く手を阻む。
その間を、ここは通れる、こっちはきついだのルートに試行錯誤しながら進んでいった。
僕は極力、服を濡らしたくなかったが、だいぶ早い段階で岩のコケに足をとられ、ストーンと全身が浸かってしまった。
もういいや感のもと、3人で撮った写真。
壮大感満点な写真。
ファイトー!一発!で、時には協力して岩場を登る。
ほぼ岩じゃん!
油断すると、急に深くなるところがある。あたふたしちゃうから、慎重に…
途中、ほどよい深さで、ほどよい高さの岩場があったので、まあー飛び込んじゃいますよね?
何年か前のこうもり洞以来のダイブ。夏って感じ!
やせいのシオマネキがあらわれた。見えにくいけど、岩に止まっとるやつね。
僕らのゆく先々に現れた一匹のトンボ。僕はそれを“シオマネキ(死を招き)”と名づけた。
このトンボは、僕らを死へと招いているのではと…
これが、のちにちょっとした現実になろうとは…
これもいい。映画のワンシーンみたい。この先は、変な虫がいっぱいおったなー
歩くこと約1時間。目の前にはいよいよ…
はやる心を抑えきれず、走り出す。
「あれだ!あれが俺たちの追い求めた宝だ!」
写真では淡々と紹介したが、ホント過酷な冒険だった。
蜂は襲ってくるし、変な虫もたかってくる。
カエルもおれば、シオマネキが僕らをあざ笑う。
高くそびえる岩に恐れをなせば、深い水面が待つ。
足元はすべるし、砂利がクロックスに入ってうっとおしいのなの。
そんな幾多の困難を乗り越えて、たどり着いた名前はすっかり忘れたけど、滝。
この冒険で、あきらめないこと、生きることを学んだ気がする。
これなら、マラソンだって走りきれる!
…はず?
僕らの宝をバックに、記念の1枚。この夏の思い出の1枚になりました。
…で、さて、ここから何をするかって?
そう、来た道を帰るんです…
来た道を帰る。考えたくないが、これは世の常…
圭くんは、途中、足をとられ横転。大事には至らなかったが、それは僕らへの前フリでしかなかった。
これはもうやらかした後かな?
ゴール目前で、スタート時と同じく岩のコケに右足をとられ、ずりーん!
右足の脛を岩に打ち付けバランスを崩し、体は右に大きく傾く。
そのまま倒れ込み、岩に右腰を叩きつけられ、そして、右耳裏側の側頭部を打ち付ける。
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い…」
恐れていたことが起きた。あまりの痛みに、「痛い」としか言えなかった。
腰に力が入らない。頭痛い、脛痛い。蜂も来るし。
シオマネキは現実ものもとなった…散々。
楽しかったメーターは一気に地下深くまで盛り下がってしまった…
おまけに、川に入った時、ハシゴとか階段とかないところから降りたため、陸に登るポイントがない。
無理くり、コンクリから草の生えたところ、パイプに足をかけ、全身が痛んで力が入らないのに、登りきるという、最後の最後まで過酷さあふれる展開となった。
よしおは最後の最後に、奈落の底に落ちていった。
それから僕は、頭を打ち付けたことから脳出血で、死んでしまうのではという不安をしばらく抱えて帰ることとなった…
実は、ここ数日頭痛がするんやけど、これって仕事が忙しいからよね?
そんなこんなで、過酷な冒険を終えて帰路につくことになった…
が、まだ過酷は終わっていなかった。
まだ僕らにはシオマネキの呪いは続いていたのだった…
しどろもどろでいきましょう
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