現代視覚文化研究会「げんしけん」

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となグラ! 『勇治への手紙と十年前の記憶』

2006年09月27日 09時50分05秒 | アニメ・映像全般
 『となグラ!』KURASHI12を観させて頂きました。幼き思い出。指きりの約束を交わす2人。【勇治】と【香月】の想い出がそこにある。【香月】の理想なのだろうか・・・本当に十年間は長かった。「エッチじゃなくなった勇治」【勇治】自身も【香月】を理解しようと【小五郎】を意識した行動だった。エッチじゃない【勇治】に様々なアクションを起す【ちはや】。だが、全てが空振りに終わってしまう。反応はすれど、エッチな行動を必死に耐えていた。あくまでも紳士的に接する【勇治】。【ちはや】の捨て身の回転パンチラ見せも無視された。【ちはや】に女性の魅力が無い訳ではありません(笑)。【まりえ】も排除できずに欲求不満な様子。
 【香月】の学生生活も好調。学業、部活、得意(?)の料理もうまく行っていた。何かを忘れている【香月】。【初音】は昔の【勇治】に関して違う認識をしていた。『想い出は、いつだって美しいものよ』と【初音】。【勇治】は精一杯に努力をし頑張っていた。エッチな本も捨てていた。でも、【勇治】は無理をしていた。これは【勇治】の本当の姿ではなかった。学業、部活、校内選挙でも、すぐに真っ白に燃え尽きてしまう。【香月】たちとの4人での食卓でも食欲がなく、疲れていた。【香月】が思えば思うほどにおかしくなる【勇治】。【香月】もその姿にだんだんと心配になって行く。
 神楽家の電話が着信を告げる。【勇治】が電話口に出る。相手は父親からだった。その内容は・・・引越し。 
 翌日。やつれた感じの【勇治】。【まりえ】もすっかりと元気がなくなる。【初音】も静観の構えだったが状況は変わりつつあった。
 【勇治】と【まりえ】。暗くなった【香月】の部屋を見て、ため息をつく【勇治】。【まりえ】が声をかける。確実に決まるまでは2人だけの秘密にするようですね。
 【香月】は迷っていた。【初音】に相談する。【勇治】の元気がないのは、私のせいだと責めていた。泣きそうになる・・・【香月】もどこかが違う違和感を感じていた。凄く悩んで、話をして、泣いていた。【初音】は努めて優しく接する。お互いのおでこを合せる。『もう一度、よ~く思い出して、今、お姉ちゃんが言えるのはそれだけ』と言う。今は【香月】を見守る。【香月】自身で答えを出さないといけないと分かっている【初音】お姉様なのです(笑)。
 【香月】は自室に戻り、着替えようとする。ふと「あの時に渡せなかった手紙」を見た。今なら開封する事ができる。そうするしかなかったようにも見えた。その中には昔の【勇治】の姿が居る・・・。
「ゆうじへ わすれないでね。えっちなことしちゃだめ かづき』
【香月】は憶えていない事実がそこにあった。まだ中には3枚の写真。昔から何も変わっていなかった【勇治】。やんちゃで、エッチな【勇治】。大切な事を忘れていた。長すぎた初恋。【香月】はこの手紙を書いた時の事を思い出す。十年前と今と変わらない【香月】と【勇治】の会話。指きりも【勇治】から強引にしようと言ったものだった。スカートめくりでのお別れ・・・。
 隠し事。おやすみ前の歯磨きをしている【まりえ】。背後の殺気に気づき、銃器を持つが手刀で落とされる。【初音】お姉様だった。【初音】は何となく分かっている。神楽家の隠し事。何とかごまかし、ほっとするのも束の間。【初音】の手には「カナブン」がある。【まりえ】は逃げようとするが【初音】からは逃げられない。逃げ道をふさがれ「ブ~ン、ブ~ン」と迫られた。これは尋問だった(笑)。
 【香月】は、自分の記憶と手紙を否定しようとしていたが・・・それは、できない。今のエッチな【勇治】が本当の姿と知ってしまった今ではできない。
『私、勇治の事・・・みんな憶えてたつもりだったのに・・・ずっといたんだ・・・昔のままが勇治で、ずっと目の前に・・・』
そこに【初音】が慌てて入って来る。そして、知る。再び【勇治】たちが引越しをする事を・・・お別れになってしまう事を・・・知るのだった。