気ままな糖質OFF生活

八ヶ岳南麓と東京の二地域居住しているオヤジのつぶやきです。長年、糖質OFF生活を過ごし、楽しく生活しているおやじです。

この頃の日韓関係を観ていて、珍しく日韓について考える。【米韓同盟消滅 鈴置高史著】

2019年08月24日 | 日記
そこで韓国との関係について、いくつか本を読み直してみた。
まず、「米韓同盟消滅」と言う本。
書名から日韓の事を書いていない様に思われるが、日韓を考える上で、この本の題名の様な視点が重要だと思う。
そして、この本は、日韓の現状分析に多くのページが割かれていて、今の韓国を理解する上でおすすめです。

韓国は保守勢力と、左派勢力が激しい権力闘争を続けている。
それは現在の日本の権力闘争とは質が違う。
その為、権力を握った方が、反対勢力をつぶすことに勢力を注ぐ。
一例として歴代の大統領が、退任後悲惨な状況になる事が事実を明らかにしている。
そのことを知っているので、今の政権は保守をつぶすことを、背後で冷徹に実行している。
韓国の大統領は5年の任期で再選はない。
自分が退任した後の左派の政権存続が大事。

朝鮮人は祖国の統一を望んでいるとされるが、その統一の形態は定まっていない。
今の大統領は、左派とか人権派弁護士と言われているが、赤化統一を目指す共産主義者と言った方が良いかも知れない。

赤化統一に邪魔なのは、米軍・アメリカなのだ。
表面的には言わないが、心の底で思っている。
だから日米韓の軍事同盟を最重要視していない。
むしろ中国と米国でバランスを考える、離米従中。
そして、今のアメリカ大統領も、韓国から手を引きたいと思っている様だ。 
韓国から望まれない駐留を米国が続ける理由はない。
だからアメリカの大統領は無駄遣いと言い始めている。
アメリカもイランと北朝鮮対応を同時に行うのは荷が重い。
早く北朝鮮との関係を整理したい。
そして、北の非核化と米軍の撤退の交換は交渉カードになる。

日本に対しての報復を理由に日韓GSOMIAを破棄する。
日米韓の関係が壊れても良いのだ。
米韓の関係が壊れれば、韓国の右派にとって致命傷になるだろう。

今の韓国の大統領は、当初、大企業・財閥に厳しい姿勢を示していた。
行ったのは、人民の賃上げと北との関係だけ。
左派的経済政策はうまくいかない。
そしてホワイト国から排除した日本がすべて悪いのだと声高に騒ぐ。
みんな日本の責任にして、目指すは革命。
確信犯なのだ。
反日と言えば、誰も抵抗できない。
逆らえば親日と言われ排除されかねない。

韓国民は本当に北と統一したいのだろうか。
民族の夢と言われてしまえば、表だって誰も反対が言えない。
そして、北の核は、民族の核となる。
南の潜水艦はその手段となる、ぐらいに考えている。
現実を見ていない気がする。
そして統一すると、北の資源と南の資金で発達するという幻想。
マックス・ヴェーバーは資本主義の成立には、カルヴィニズムなどの精神構造の成立が必要と説いた。
今の朝鮮にそれはあるのだろうか。
あっ、資本主義では無くなるのね。
むしろ貧しい北を支えなければならない。
統一されれば、北の人々は豊かさを求めて南へ進む。
「(核という)武力を持ったもの」と「金を持ったもの」どちらが勝つかと言えば武力だろう。
韓国民はこのままだと、反日に高揚している間に、気がついた時にはすべて遅く、戻ることはできなくなっているのだろう。

日本人は、できれば仲良くと言うが、朝鮮とはそんなに甘くない。
韓国はすべてにおいて、しつこく反日を広げていくだろう。
そうして、残念な時代に向かっていく。

米韓同盟消滅 (新潮新書)
鈴置 高史
新潮社



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