オメガねこ

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「MAGA」 と 「MCGA」

2020年12月15日 | 国際情勢
 「中華民族の偉大なる復興(MCGA:Make Chinese Great Again)」は、2012年に「Xi総書記」が、2013年には「Xi国家主席」として演説した「中華民族の夢」のスローガンですが、これは「MAGA」のパクリです。

 「MAGA:Make America Great Again(偉大なアメリカを取り戻す)」は、2016年の大統領選でトランプが使用し勝利したのですが、元々は1980年の大統領選でのレーガンが最初に使用した標語です。

 「MCGA」に似た標語に「漢民族による国家の再建」があり、孫文の夢である「満州族の支配から、漢民族による国家独立には日本の協力が必要」と頼まれ、日本がまんまと引っ掛かった標語です。1912年に辛亥革命に成功した孫文は溥儀を退位させ「五族共和」をスローガンに掲げ、中華民族として「満州族、蒙古族、ウイグル族、チベット族」を漢族の支配下に置きました。しかし、漢民族以外の4族は「中華民族」とは関係のない別の「民族」で、「族」の呼称は
「錯誤論」であり、今でもこのウソに世界は騙され続けています。

 当時、このウソに気付いた日本は、大清帝國の祖国である満州に「満州帝國」を成立させ、溥儀を元首に据える事で支那大陸に安定をもたらそうとしました。しかし、溥儀は再度の南進を計画し、孫文の後を引き継いだ蒋介石は「満州は中華民国の一部」と主張した為に、混乱は拡大し大東亜戦争に繋がりました。

 その後、支那大陸を統治するだけの能力を持たなかった蒋介石は、大陸から追い出され台湾に逃げ込み、中国とは何の関係もない台湾を「中華民国」と名付けることで「錯誤論」を利用し、台湾に居座る事に成功しました。

 一方、「中国共産党」は支那大陸を「中華人民共和国」と名乗ることで、恰もシナ大陸全体が一つの国家であるかのように思わせることで周辺国の略奪に成功し、現在に至ります。当然、ここで満足する事は無く、今では「MCGA」をスローガンに地球の半分を華夷秩序に組み込もうとしています。

 これに対抗する為に登場したのが、「MAGA2.0」をスローガンにしたトランプ大統領です。オバマ政権でバラバラになったアメリカを一つに纏めて「中共」に対抗しようとする計画ですが、「中共」の浸透工作が三権の奥深くまで入り込んでいる為に、容易ではありません。

 「MCGA」が成功すると、日本は「朝貢国」から「外臣」に昇格するかも知れませんが、半数近くは粛清の対象になります。それでも、進化論によると「環境に順応し生き残った者が勝者」になるので、問題は無いのかも知れません。

 「MAGA」が成功すると、日本は「国連の敵国」から「常任理事国」に昇格するかも知れません。その時は「中華人民共和国」と云う「似非国家」が解体され、それぞれの民族国家が成立します。これは、「大東亜戦争の意義」にも沿った結論です。




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