オメガねこ

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「資本」と「資産」

2019年07月13日 | 経済

 大学生の大半は卒業して就職します。人其々ですが、留年する人や虐めなどで「自ら」退学する人もいます。1960年から1970年頃には学生運動で「正義の為?」に戦い、停学や退学を強いられた人もいました。何れにしても、この時の「資本」は「からだ一つ」で「資産」は「知識と体力」です。卒業後、働いてカネを稼ぎ生活資金を得ます。これを素直に見ると「自立」と言いますが、曲がった心で見ると「学校は学問の自由を奪い、強制退去・強制労働を強いた」と言えます。

 この時の「資産」の源泉は「資本」なのですが、学校に通う為に「奨学金」等を受け借金が残った場合は「負債」も「資本」と同列に扱われます。つまり「資産=負債+資本」となります。借金して知識を得たので当然とも言えます。

 出エジプト記は、見る方向によって「強制退去」とも「自立拡散」とも言える歴史です。その原因は兎も角、結果として世界中にユダヤ系資本による経済支配が拡大してきました。この時の「資本」は、神の預言によってエジプトから剥ぎ取ったとされる「金や銀」です。

 一見「金や銀」は「資産」に見えますが、当時は「株式」の概念が無かったので「金や銀」が「資本」となり、「神への帰依」が「負債」になります。この「負債」と「資本」で「宗教領土」を拡げ「資産」を増やし、今では「株式」も「資本」に加え、世界の経済を牛耳る程に強大になりました。

 「国家」の定義は時代によって様々で、現代は現代なりの「国家」の定義が有りますが、中世以前の「国家」の定義は大きく分けて二つ有り、混在していました。

 一つは、徴税権の及ぶ範囲の「王権国家(現在で言う”主権国家”)で、納税する人を「・・国民」と言います。もう一つは、寄進が出来る国民による「宗教国家」ですが、現在ではこの住民を「国家国民」とは言わず「・・教徒」と言います。

 徴税権の及ぶ「国家」の場合は、物理的に国境が引かれ拡張が困難なため、連邦や連合が組まれますが、「宗教国家」はその定義から、元々グローバルなので容易に「権力」を拡張できます。この二つの「長所」を合わせたのが「共産主義国家」で、中央に寄進(ワイロとも言う)する事で拡張の正当性を得て、物理的な領土を広げていきます。

 宗教国家は、世界中からの「自主的な?」寄進によって「国家」が成立し、物理的には国境のない「宗教領土」を拡大していきます。宗教系の「学校」が多いのも当然と言え、これは「武力なき戦争」であり、「見えざる意思」が働いています。中国による「孔子学院」もその一つですが、最近になり潰される例も散見されます。この時の「資本」は、中央からの「援助物資」で、「負債」は「共産党への帰依」です。「資産」は現地の「宗教領土」で、ここで新しい寄進者を獲得します。




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