ホッケの開きが無性に食べたくて。
ホッケとは、カサゴ目アイナメ科ホッケ亜科に属する魚。成長に従って、アオボッケ、ロウソクボッケ、マボッケ、ネボッケと呼び名が変わる。主に食用で、鮮度のいいものはフライにしたり鮮度が落ちるのが早いため開いて干物などにし、酒肴ともなる。
昔は「ネズミサカナ」、「囚人魚」などと呼ばれるほど不味い魚とされ、また鮮度も落ちやすいため、ほとんど食用としなかった。しかし、北海道近海でニシンが獲れなくなると、代替品としてホッケの需要が急増。第二次世界大戦後は食糧難に伴い、重宝された。物流が発達し、居酒屋の定番料理ともなる。適度な脂の乗りと淡白な味、独特の食感がある。また開きにすると骨の取りやすさから食べやすい。
沿岸漁業により漁獲されるホッケはマホッケがほとんどでシマホッケはマホッケよりも水深の深い海域を好む。
茨城県、対馬海峡以北、黄海、ロシア沿海地方、オホーツク海、南樺太などに分布する。
成魚の生息水深は、春秋では浅く、夏冬では深い。産卵期は9月から2月。水深20メートル以浅の岩の間に卵を産み、雄が保護する。
普段は海底に沈降するプランクトンを捕食するが、北海道の日本海沿岸周辺(奥尻島など)においては初夏から春の間にかけて、海面近くで群れになって上向きで泳ぐことにゆり渦巻きを発生させ、海面のプランクトンを引き込んで捕食する。
シマホッケの方が水深の深い方に生息するため、マホッケに比べて脂分が多い。
マホッケの方が水深の浅い方に生息している。
全長60㎝。側線が5本あり、体にははっきりしない黒色横帯がある。幼魚は海の浅いところに住み、体色は青緑色をしているが、成長につれて海底付近に住むようになり、体色は褐色を帯びる。このため、ほかの硬骨魚類に見られる浮き袋を欠くのが特徴。
本日は偶然にも海鮮づくし。
現在1058種 48798匹