治療の繰り返しから卒業。池袋同仁歯科スタッフブログ

実は生涯歯を残すことができる。一本の歯でなく、トータルでみて総合治療。歯の情報近況など発信中。

いろんな出会い・・・と気づかい

2008-05-12 | このところの記事
昨日今日と東京は寒い感じですね。ってほどではないですが・・



さてっ、この世にはいろんな人がいて

いろんな患者さんがいて、

いろんな歯科医師がいて、

いろんな出会いがありますね。


そういう一期一会とは大変わたしも大切に

思っているところですが、たまにはこんなことも・・・・


☆    ☆    ☆    ☆    ☆
 

『こんにちはーー』


『先生、インプラントのことでご相談なんです。』


『はい、どのようなことでしたか』


『歯がダメなようなので、抜歯することになりそうなのです。
それでいろいろとありまして・・・・』

『はい。そうでしたか~。ということは・・・・』


『今通院中なのです。つぎまでに治療方法を

決めておいてくださいと言われてまして、それでインプラントしようかと

思うのですが、いろいろと話を聞きたくて別のところに行ったんです。

すると、前歯は難しいから慎重にねといわれまして混乱し、

さらには仮歯がちょっと難しいかもと・・・・ますますどうしようかと・・・・』


『はいはい。なるほどですね。それはお困りですね。』


『やっぱりそういうもんなんでしょうか?』


『まあ私が考えるにはボタンの掛け違えと言いますか・・・・

おそらく○○▽■ということをお考えになってお話しされたと思いますよ。

だから不可能ではないかと。

あと、仮歯についても・・・・・ということだとおもいます。』


『できる可能性もあるのですね。わたしはどうすればよいのでしょうか?』


『それは○○さんが将来どのようなお口で過ごしたいかと

いうことにつきますね。今のお気持ちはわかりますが、やはり人生80年時代ですから』


『そうですね。わたしは治療をしたいのですが・・・』


『いきなりではなく、まず今のお口の状態をしっかりと知ることが大事ではないでしょうか。

その後どのような治療法が適していて、どのような利点欠点があり、

ご自分で治療法を選択すべきではないでしょうか。抜歯が少々のびても

そちらを優先すべきかと』


『そうですね。あとですねーーーーー。

んーーーーーー。

そうなると   んーーーー』


『どうされましか??』


『紹介で行ってるもんですから・・・・それを中断延期すると・・』


今の歯科医院はご紹介で通院されたそうで、中断されるのを
気にかけておられるご様子。


『それは○○さん、今本当に迷われてるわけですから、
一番大事なのは○○さんが納得してそれを『欲しい』と思うことです。

無理に抜歯しないほうがいいのでは。
あちらもおそらく○○さんがそこまでお考えになっているとは
つゆ知らずだと思います。

何も気を使って抜歯してインプラントすることはないですよ。
ありのままをご報告ご相談されて。
はっきりと迷っているので抜歯は延期とおっしゃったほうが
よろしいのではないでしょうかね。』



という感じです。みなさんもご経験おありですか?

私は常に患者さんの納得同意を優先に考えます。

仮に私どものクリニックがあわずに転院することに

なっても、それはその方にとってはよかったことと思うので

応援します。

いやなところへいくっていうのは我慢ですから、

気持ちがてお互いが不幸ですからね。




しかし、わたしもまだまだ甘かったです。

治療はもちろんですが、それ以上にドクターのことを

気にかけておられました。

そこまで気付かんかったなぁ。

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