こんにちは。鎌田です。
今回は理想の治療とは何か、そのための考え方、
についてお話しさせていただきましょう。
もう何度もおききになったこともあるかと思いますが、
もう一度お尋ねしましょう。『8020』という言葉ご存知でしょうか?
そう、
80歳で20本の歯を残そう、という運動ですよね。
最近はTVをはじめ、様々な媒体で紹介されているので、
この言葉を耳にされることは多いかと思います。
では実際に、80歳の方のお口の中に何本の歯が
残っているのでしょうか?
ちなみに、健康な場合、お口の中には親知らずを除いて
28本の歯が存在しています。
ご存知でしたか??
それでは日本人は実際に何本の歯があるのでしょう???
80歳の方のお口には、
デデデーン
平均して6~7本の歯しか残っていないのが最近の現状です。
これは多いですか?少ないですか?
しかし、世界には80歳で15本、20本と歯を残している国も存在しています。
何でこんなにも違いがあるのでしょうか?人種歯の構造
先日、デンタルドックで同じようなお話を
させていただきましたところ、
日本の歯科治療は対症療法だと、ある患者様がおっしゃっていました。おっしゃるとおりですね。
予防的な考えが進んだ国では、歯科へのかかり方が日本とは
異なっているのです。
医科では、予防の考えが浸透してきています。
が、歯科はどうでしょうか?そう、残念ながら、
審美やインプラントが最新の治療で発達していると
思われているようですが、これは予防ではなく治療の方法です。
しっかりとした歯を守る、予防考え方が大切ですね。
また診療室でお話しましょう。