治療の繰り返しから卒業。池袋同仁歯科スタッフブログ

実は生涯歯を残すことができる。一本の歯でなく、トータルでみて総合治療。歯の情報近況など発信中。

歯は削ってはいけない!?

2006-11-22 | 相談
患者さんからこんなお話がでました。

『ここの歯は健康だと思うので削るような処置は
したくないのですが・・・』

うーんよくわかりますよね。そのお気持ち。

この患者さんは、自分のお口を鏡などで自分の目でみた限りは
虫歯ではなさそうだと思われた。
他の歯は治療してある歯だからせめて
この歯は何もしたくない。

そうですね。なるべくそのままにしておきたいですね。

でも、ここで考える必要があることは

他の歯に対する影響です。

しっかりと聞いてくださいよ。

お口には親知らず以外に28本の歯があります。

今問題にしているのは1本だけですね。

たとえば歯が抜けたままだとその両側の歯が倒れてきます。
咬みあわせの反対の歯はさがってきます。
つまり咬みあわせがくるってしまいます。

咬みあわせがくるってくると歯の磨耗や
顎の不調和が生じてくることがあります。

お口の病気は虫歯だけではないのです。

その1本の歯だけしかみないと他の歯をうしなってしまうこと
を考えねばなりません。

この方の場合いわゆる6才臼歯、一番はじめにはえてくる歯を
失っておりました。そのために前後の歯の処置が必要となったわけです。


このようにお口は全体でみる必要があるのです。
何度も言ってますから、もう多くの方にはご理解いただけたのでは
ないでしょうか。

治療の目的はその後のお口の安定なのです。
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