陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

芸術系ヲタク、Word上級者のつもりが初級者どまりだった

2021-03-26 | PC・通信・情報・メディア・SNS

私は自慢じゃないですが、Excelはまあいいとしても、Wordだけはそれなりにできると自負していました。
学生時代に200頁超す論文を執筆してましたし、もちろんそれを製本前の構成データとして渡すことも、図版リストを作成することだってできた。脚注もつけられるし、ポスターや社内文書だってビジネス文書の様式を抑えればできます。転職時の履歴書、職務経歴書も難なく。

しかし、私はふと気づいてしまったのです。
自分はこのもう20年近くつきあっているWordのことをどれくらい知っているのだろうか。

最新のWindows10版のWordは2016あたり。
昔の院生時代に長文を書いていた時期とは違い、機能も増えています。

私がびっくりしたのは、かってに文章が自己保存できることでした。
なぜかよく落ちることが多くて、直前の文章が保存されていない事態が減りました。しかし、保存を間違えると、最新のものではないヴァージョンを保存したりもします。

さきほど、論文に使用したとありましたが。
じつは、索引や目次をWord機能をこなして作成したわけではありませんでした。現在は論文を書く業務ではないので、もはや使いようがありませんよね。契約書はたいがい一枚ものだし、複数枚のマニュアルを作成して、ページ番号をフッター、ヘッダーにつけるぐらいかな。

いま、Wordで重宝しているのは、記事の下書き。
長文の二次小説や、画像を挿入するレビュー記事です。単純な文字のみでトップ画像を再利用の記事はすべて起動が早いメモ帳で書いています。データが重くなるからです。

最近になって便利だと思ったのは、段組設定ですね。
私はかつてカタログの企画編集職をしていたころ、イラレで四角形の枠をつくり、そこへテキストデータを流し込んでいました。Wordの段組は3段までであまり自由なデザインができるわけではないのですが、それでも楽だし、お手軽ですね。

テンプレデザインだけど、表紙がつけられるのも驚きです。
ふつうにPDFみたいにして、印刷データにすぐできるようになっているのでしょうか。

動画を埋めこんだり、ウィキペディアとリンクしたり、画面のスクリーンショットをとれたり、かなりのマルチタスクが可能なように。かつてのワープロソフトといった感じではありません。

なお、私が社会人になるまで知らずに会社で恥をかいたのは、WordおよびExcelの宛名印刷機能です。
そもそも「差し込み文書」タブを開いたことすらなく。封筒やラベルまで印刷できるという。やってみたらどうってことないのですが、あれは年賀状ソフトのような専用ソフトでないと印刷できないと、ずうっと信じていました。Wordできれいに宛名が印刷できるなら、あんなソフト不要ですよね…。住所録から一括印刷できるのはいいけれど、フォントがあまり好きじゃないので。

今も昔も便利なのは、文字カウントとスペルチェック・文章校正機能です。
オートコレクトでかってに校正されるのも困りますが。

翻訳機能は使ってみたいですが、ウェブ翻訳サービスに送信されると聞いているのでためらってしまいます。

原稿用紙設定なんてできるのならば、インデザインすらも不要ですね。
アドビのお高いソフトが要らないのならば、万々歳。

あと、Wordでよくわからないのは、ファイルを開いた時に閲覧モードが切り替わって(なぜか見開き状態に)、編集できなくなり、けっきょく別名保存してから開くをたまにせねばならないことです。長文だからデータが重いのでしょうか。いまだに理由がよくわかりません。


★IT音痴だった文系ヲタクの末路★
大学でろくすっぽOfficeソフトの使用を習わずに、Appleプチかぶれだったとある人文科学系ヲタクが社会人になってPCスキル習得に苦労し、IT機器に右往左往するお話です。ご笑覧ください。





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