病室での閲覧用に細身の10インチ、タブレット型PCを購入してウキウキしていました葉っぱです。
キーボードもつけて、Word,Excel,PowerPointの御三家もついて税込7万円だから、よい買い物をしたぞ!と息巻いていたら、後日、とんでもないことが判明。といいますか、自分の無知によるミスなのですが。
Microsoft社のSurface Go 3は、Windouws11が搭載されていながら、セキュリティ対策のSモードが標準。これを解除しないとOffice以外のアプリ、たとえばブラウザのChromeは使えない。でも、Officeアプリがこの価格帯でそろっているならともうけものだと、すっかり甘く見ていました。
Officeアプリはプロダクトキーで入力。
でも、なんどやっても「このOfficeは紐づけされていない」としか出てこない。不安になって家電ショップに問い合わせしたら、なんと、過去につかったMicrosoftアカウントでないと、使えるようにならない。しかも、パソコン本体を初期設定したとときも、同じMicrosftアカウントでなくてはならなかったと! 一回、間違った紐づけをしたら解除はほぼ不可能。
これまでは国産のPCかレノボしか買ったことがなかったので気づかなかったんですね。Microsoft社のパソコンブランドだから、ハードもソフトも同じアカウントが必要だなんて、思いませんでした。しかも、 Microsoftのアカウントなんて、ふだんは使いませんので(オンラインしょぷから直買いするならともかく)、過去につくっても、アカウントどころかPWすら覚えていなかったりします。
私が初期設定に使ったアカウントのメルアドは、ヤフーのもの。
そして、Office用のは、それで認識できなかったので、新しくOutlookでアカウントを作成したりした。パソコン本体のヤフーアドレスをエイリアス(メインのメルアド)から外したり、同期化したりしなかったり。顔認証を外したり、でいろいろ試行錯誤して、とりあえずヤフーのメルアドのアカウントは外せたものの、同じOutlookでつくったアカウント同士が微妙に似ているが違っていて、それを統一にできない。
音をあげて、家電ショップの担当に相談したら。
たいがいのお客さんは、焦って何回もアカウントを作ったり、削除したりをしているうちに複雑に紐づけされている可能性があること。うっかり初期化してしまったら、もう2021のプロダクトキーもオシャカになること。さらには一か月ばかし無料だからと、軽い気分でOffice365をインストールしたりすれば、2021のプロダクトキーはやはり使えなくなること。
もう、そこまでくると店員さんが調べても無理そうで。
専門家の派遣になるが、数千円の診断料がかかる。しかも、機器本体の故障ではないため返品交換や値引きも不可。いまのままだと診てもらってもお手上げ状態の可能性が高いと。
そこでショップへの持ち込みは保留にしたのですが。
そのあと、よく見たら、ヤフーアドレスを剝がすために、新しく取得したOutlook.comのメルアドによって、Outlookをすでにインストールしていた恐れが…。すなわち365の一か月無料体験に足を踏み込んでしまったので、その時点で、2021のプロダクトキーが紙くず同然になったと!!
これにはものすごいショックをうけました。
要するに、ただのキーボード付タブレットにしかできないものを7万円で買っただけ。Wordのファイルなどは開けなくないですが、ビューのみで、編集できず、コピーすらもできない。なので、そのタブレットからは、Wordで書いた二次小説は更新できないし、Excelで経費帳も記帳できないのです。やおいの青色申告を入れるのには容量が足りないですね、まあSSDを買い足せば、…なあんて将来を見越して欲張っていたが、それどころじゃなかった!!
たしかに数年前のSurfaceのタブレット、小さいのに10万以上はしたといいますから。
Officeアプリなしでこの価格は別に高すぎたわけでもなかったのかも。軽くて持ち運びできる、キーボード入力できるスマホだと思えばあきらめもつきますが。この軽さでExcelやパワポの練習でもできるぞ、と意気込んでいただけにかなりショックなのでした。
今回は私自身が、Officeアプリの使い方の仕組みを理解していなかったゆえの失態なのですが。
そういえば、過去にOffice365のパッケージ版を値引きの1万ぐらいで買ったけれども、プロダクトキー入力してもなんも反応しなくて放置したことがありました。これもけっきょくは、Micrsoftアカウントをきちんと管理していなかったせい、なのかもしれません。
Surfaceがあれば、現在の重々しい、レンジが壊れかけのDynabookなんかもう廃棄処分!なんて思っていたけれども、まだまだ現役でがんばってもらわねば。やはり会計ソフトだの、ビジネスでも使える満足感を重視するのならば、ノーパソでも10万以上は出費しないとだめなのかもしれませんね。
まあメモ帳には書けてブログ投稿はできるので、雑記だとかの記録用にするか、二次創作物などの閲覧用にするかと。Windowsのアップデートでギガも食うことがあるので、無駄にウェブにつながない、ワープロ機能に加えてときどきスマホの大画面代わりと思えばいいのかもしれません。GoogleスプレッドシートとかでExcelの代用にする手もありますが、やはりめんどくさそうですね。
それにしても、今回のような体験は、家電ショップのお兄さんもはじめてで、アドバイスしようがなくて。
こちらも、試行錯誤の末規模通りではなかったけれども、いろいろ勉強にはなりました。公共のWiFi使いにお店に持ち歩けばとも思ったけれどもセキュリティ上の難があるとか、つながりにくいとか。この夏は、パソコンにかかりきりで、かなりあちこち調べまくったせいで、ギガの消費も爆上がりでした。来月からプランを変えたほうがいいかもしれません。
というわけで、パソコン初心者は安いからと言ってうかつに手を出してはいけない機種があったということでした。
大昔に、大阪日本橋で安く外付けのMO再生機を買ったら認識しなくて、そのままほったらかしにしたことを思い出しました。ああいう機器は買うほうが詳しいものだと店員さんは思っているからか、あまり説明していただけないのですよね。そうかといって、知り合いの詳しそうな人に頼むと、いい加減なものを買わされたりもするのです。私の家電の知識は昭和あたりで止まっているだけなのです。
検査入院前の夏休み、ほぼ、まるまる一日がかり、昼食抜きで調べていたので、ほんとに疲れました。
電話で長々と説明に応じてくださった店員さんも、申し訳なかったです.店員さんがすべてのウェブアプリだとか、会計ソフトのことまで熟知されているわけじゃないんですよね。パソコンひとつとっても、昔と違っていますから。商品が次々に出るから知識が追い付かないのでしょう。
日ごろから、こういったデバイスのことは雑誌なりウェブ上なりで入念に情報を仕入れておくべきでしたね。
(2023.08.12)