東京都知事選は小池知事の圧勝だったようで。
国難が襲うときほど、リーダーを挿げ替えずに安全路線でいきたいという市民の思惑が働いたのでしょうか。
緊急事態宣言が解除され、外出や営業の自粛も取り下げられたものの、新型コロナウイルス感染症の第二の余波が懸念されます。東京都下では一日で過去最高の感染者数を記録、7月12日時点では4日連続200人超え。経済産業相は休業要請を検討中とのこと。その東京からの来県者でご当地県も感染者数が微増しております。田舎なものですから以前は感染者に対する執拗な嫌がらせがあったようで嘆かわしい限りですが、感染源はどこにあってもおかしくはない状況です。依然として予断を許さない。
今回は初心にたちかえって、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための対策を記事にしてみました。読売新聞2020年2月7日朝刊の記事をもとにしています。日本でのパンデミックを防ぐために、あらためて今ひとりひとりができることをおさらいしてみましょう。ちいさな心がけで、私たちの命はまもれます。
★手指の消毒、洗浄の励行
石鹸を使っての手洗い、そしてアルコール消毒で、清潔に保つことが基本です。石鹸は泡を立てて手をまんべんなく洗い、洗い流したのちは清潔なハンカチやキッチンペーパーで拭き取ります。アルコール消毒は、15秒ほどかけて手指全体にすりこむように。どちらも指の間まですりあわせて、洗いましょう。
接触するすべてのものを消毒するのは不可能なので、各自が手洗いや消毒を励行するのが現実的で望ましい対策です。そのタイミングは、
・外出から戻ってすぐに
・トイレの後で
・おむつ交換、子どものトイレを手伝った後で
・鼻をかんだ、くしゃみやせきを手でうけた後で
・ごみ処理の後で
・調理の前後、食事の前
・嘔吐や下痢症状のある人の世話の前後
・傷の処置の前後
自宅では介護や看護をする方はとくに注意が必要です。免疫力の弱った病者や高齢者、子どもに接する場合に。
★マスクの着用
マスクをつけていない人を見かけることが珍しくなった昨今。衛生用品の品不足も田舎では解消しています。なお、届いたアベノマスク(?)は未使用のまま寄付しました。ウイルスはマスク生地と顔との隙間を通り抜けるので、マスクで感染を絶対に防ぐかは確証がないそうですが、せきやくしゃみの飛沫を避けるためには効果があるとのこと。
★食事で免疫力の維持・向上
ウイルスへの抵抗力をつけるためには栄養を考えた食事が必要です。
腸は第二の心臓とも言われます。腸内環境を整える善玉菌を増やすためには、ヨーグルト,味噌、納豆などの発酵食品、キノコ類や雑穀などの食物繊維。ビタミンAとCが豊富な緑黄色野菜、ビタミンEが多いナッツ類。疲労回復に必要なビタミンB1は豚肉に多く含まれ、ショウガや玉ねぎで吸収がよくなる。
★三密(密閉・密集・密接)を避けるソーシャルディスタンス
個人的に喜ばしいのがこの対策。職場や家庭でのひととの密接な接触を避ける。仕事上の無駄話や、多人数で飲み会の回避、人が密集した労働環境が改善されるならば大万歳。窓を開けて喚起をしたり、席を離れたりが推奨されるのも、気分転換のためにも有効です。ただし、ひとと距離を置いても、接触を避けるのではなく、より短く濃密で、思いやりのあるコミュニケーションが求められるということでもあります。
★規則正しい生活リズム
日ごろから、睡眠不足、不安、疲労などのストレスがあれば免疫力が低下しがち。早寝早起きを心がけ、趣味や運動などで適度にストレスを発散させましょう。またネット上の価値のない情報やデマなどに極度に振り回されず、精神衛生を保つようにしましょう。
★もしものときは相談窓口や医療機関の受診を
私もそうですが、就業前に毎日の検温が義務付けられています。37.5度以上の発熱やせき、味覚や嗅覚障害などの風邪に近い症状は要注意。海外での滞在歴がある人、もしくは滞在者と接触経験がない場合は、かかりつけ医などを受診するのですが、厚労省、各都道府県、保健所に連絡してもいいとのこと。しかし、電話回線がつながらなさそうですよね。海外滞在者等の場合は、各保健所の帰国者・接触者相談センターなど対応先が異なるようです。
コロナ禍にくわえ、近日の列島を襲った大雨による豪雨災害での被害も深刻です。
次回は、新型コロナウイルス感染症にともなう緊急経済対策の続報について書いてみたいと思います。
【参考サイト】
新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸特設サイト)
★新型コロナウイルス感染症関連の記事一覧★
2020年初春に発生した新型コロナウイルス感染症に関する記事のまとめです。今回のコロナ騒動は、医療崩壊の危機や労務管理の諸問題を含め、実にわたしたちの暮らしを根本から覆すような課題を提示してくれました。