マリア様がみてる二次創作小説「ままならない貴女を開く鍵」をお届けします。
本作は「キーホルダー─過ちの鍵─」というタイトルですでに発表済みの短編を改良したものです。当時のタイトルが中身にそぐわない気がしたので、変更しました。
「キーホルダー─過ちの鍵─」は拙ブログ開設時の最初の投稿作で、一度、改訂したことがあるのですが、再読したら粗があったので、書き直してみました。
時期は、原作小説『マリア様がみてる―大きな扉 小さな鍵』のころ。
スールの妹になることを提案したのに、瞳子に拒否されてしまった祐巳。薔薇の館で二人きりになった祥子さまとの交情を描いたものです。拙ブログでは珍しく、オール健全な雰囲気百合です、ご安心ください(笑)
「鍵は愛と幸福のシンボル」(2006年12月30日付け記事)にも書きましたが、もともと、この二次小説はネットでたまたまみかけたアクセサリーに惹かれて、思いついたものです。
当時はこういったキャラクターやモチーフをイメージした一般商品はなかったと思うのですが(ロボットアニメとか魔法少女ものの玩具をのぞき)、最近は少女革命ウテナのフレグランスだとかその作品だとわからないようなオシャレな商品も出回っていますよね。
読み直して思ったのですが、この話、ちょっとストパニぽいですね。ゼロ年代の百合好きの皆さまはこのライトノベルに夢中でしたね。懐かしい。マリみてはいまでも読み直します。
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【目次】マリア様がみてる二次創作小説「ままならない貴女を開く鍵」
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神無月の巫女や魔法少女リリカルなのは等は二次創作で不健全にするのに、マリみてだけはなぜか原作の純度を保ちたいと思ってしまう私がいます(ただし佐藤聖のぞく(笑))。
ところで、マリみてもすでに完結して十余年。
神無月の巫女などの20周年が騒がれるなか、この平成百合ブームの先駆けにも何か動きがないかと探ってみたものの、とくに新しい知らせはない模様です。私のリサーチ不足で情報が見つからないだけ、なのか? アニメはAT-Xで再放送されているみたいなのですが。
マリみてといえば公式絵師のひびき玲音さん。
じつはX(旧ツイッター)をやってらして、なんとマリみて20周年記念のイラストを掲載されたり、いまでもコミケでご活躍されたり、ファンアートのグッズを発売されたりしているとのこと。マリみての表紙に似せたデザインのイラスト集もあったりして笑えます。大学生の聖さまはどうみても青年にしか見えません!(笑)
今野緒雪先生は集英社オレンジ文庫の大人向けノベルを最後に新作を把握していなかったのですが。現在はノベル大賞の選評をされているのですね。ウェブ上で部分公開されていますが、プロの厳しさを知っているからこそ、けっこう辛口です。ご自身がマリみてを執筆されているときも自問自答しながら物語を編み出していたのだろうと思われます。作家さんも大変ですね。
★マリア様がみてる二次創作小説の一覧★
マリみて二次小説の一覧です。現在掲載停滞中のものも随時更新予定です。
【レヴュー】小説『マリア様がみてる』の感想一覧
コバルト文庫小説『マリア様がみてる』に関するレヴューです。原作の刊行順に並べています。
(2009/09/27)
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