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私はすでに40代半ば、アラフィフと言ってもさしつかえない年代です。これから会社員として就業できる機会も、能力開発も限られています。慎重に選ばないと、仕事で心身を壊して再起不能になったり、下手したら個人事業の本業にも支障が出て、大幅に収入を失う恐れもあります。
私のこうした不安の根源にあるのは、家族を若くして亡くしたことです。
ひとりは妹で20代すぐに過労死。もうひとりは実父で自営業者でしたが、癌で病死。私は今、その父の年齢に刻一刻と近づいています。私の今の年齢の頃の父は働きざかりだったにもかかわらず、娘の不登校問題やらで家庭内はなんとなく気まずくなっていました。父母の両親も自営業。けっして生活が楽だったとは言い難い。会社員としての生き方が安定していることを知っていたでしょう。
世の中にはいろんな仕事があります。
子供じみた興味で、派手な仕事に憧れるべきではないのです。大概、世の中にどんな仕事があるのかも知らぬうちに、大人が将来の夢は?なんて子どもに聞くのは間違っています。
自分に向いている仕事や能力に気づいていれば、無駄な回り道をせずに幸せな職業人生を歩めたのかもしれません。若い頃に芸術家になりたいなどといって、その学部に進んでしまったことを今でもひどく後悔しています。せめて、文系ならば法学か経済学部がよかったのでしょう。さすがに理系の職種にチャレンジするのは難しいでしょう。
ちなみに経理作業や行政手続きは、個人事業でいまでもやっていますので、確かに向いているといえるのかもしれません。これが、安定した会社員としての就業ならばいいのですが。経理などの企業の基幹部門にいる職種は若いうちから育てるものですので、中年になって正社員でチャレンジはなかなか難しいものですよね。
ちなみに、キャリアプランシートで70歳代の目標は、「生涯学び続け、責任ある立場になりたい」「独立して会社を興したい」「死ぬまで健康に働き、築いた資産を次代へ継承させたい」でした。自分の今の状況から考えますと、なんとも無謀な夢ですが。けっきょく、雇われの身で報われない、組織になじめなかったから、自分の居場所を自身でつくりたいという野心なのでしょう。
自分で事業を起こしたいひとは、会社の人間関係が辞めたらリセットされることを知っていますから、付き合いも淡白ですよね。
独立後の人脈づくりになるような人間関係ならいいけれども。なぜ、アフターやら休日に食事に誘われるのがおぞましいのかわかりました。私はやはり、仕事は自分のためだけにしたいのです。かなりの傲慢ですが、会社で働いてさんざん傷つけられてきた私の処世術ですから。会社で働く道をあきらめはしないが、過度に依存しはしないということです。
(2022/03/08)
★就職氷河期世代が自分の職業適性を考えてみた(まとめ)★
短期間で離職転職をくりかえし、会社員就業に絶望した私が自己分析をして、自分の職業適性を把握できたというお話でした。