陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

我つぶやく、ゆえに我在り、ツイッター

2010-05-26 | PC・通信・情報・メディア・SNS
ツイッターをはじめて四箇月近くになりますが、依然として使い方をマスターしていません。

・ブログの更新情報代わり?
それもそのはずで、私はブログの更新通知、すなわちRSS代わりとしてか利用していなんですね。おなじく、私がフォローしている相手方も、その方の流す情報が一方的に欲しいから。必要以上にコミュニケーションをとりたいとは思わないんです。
これでは、向上するわけがありません。

・有名人とお近づきになれる?
特に相手が表現することをプロとされている方の場合、作品の顔と作者の顔との区別をつけたいので、作者のプライバシーには関心を持たないようにしています。

気軽に書けるがためについついツイッターでつぶやくことに労を割いてしまい、これまでブログで読み応えのある論を展開してきた識者の論調が崩れてきた、と感じたこともあります。

有名人の素顔が知れて親近感が涌くいっぽうで、長時間にわたって実のない会話ばかりで、うんざりということもあります。世間話や他愛のないおしゃべりが好き、大勢でわいわい賑わっているたまり場に首を突っ込むのが好き、という方には向いているのでしょう。

いかにカリスマ性を放つ有名人といえども、人の子、一般人と考えていることはさほど違わないのですが。やっぱり幻滅するのは嫌ですね。

なお、有名人のツイッターリストはこちら

・スパムフォロワーにはご用心
便利だと思えるツイッターにも危険はありまして。
相手を確認せずに安易にフォロー返しをしてしまうと、フィッシング詐欺などに引っかかる危険もあるそうです。

SNSの友達認定などもそうですが、数だけ集めたいために節操なしに登録するのもどうなんでしょうかね。私はかえって、そういう方の発言は信用していません。

・つぶやき疲れにご用心
よく政治家(とくに民主党の)がツイッターされていますが、大物議員のつぶやきは、秘書の代弁。普天間問題で言動が朝三暮四になっている鳩山首相もなさっていますが、投稿しているのは秘書らしいです。政治家のイメージを損なわないために、厄介なフォロワーからの攻撃にも、ひたすら忍の一字。
しかし、政治家が議会のあいだに中継と称してツイッターをしているのは、正直どうかと思いますけどね…。

中高生、はては小学生でも携帯電話をもつのが嗜みのようにされる昨今、先生がたもたいへんです。ある教師は、受け持ちのクラスの生徒のフォローに追われて、夜も眠れず、教材の研究や授業準備の時間もとれないとか。

いわゆるミクシィ疲れ、ブログ疲れとおなじ現象ですね。
つぶやきですから、独り言のようなもの。本人はそう思っても、聞き流してくれるわけではない。気軽に問題発言すると、やはりたいへんなことに…。

・小難しいお話はツイッターで
しかし、いっぽうで。今まであまり傾聴できなかった貴重な意見をうかがう、又とない場所でもありますよね。
特にやや難解な分野の専門家のつぶやき。短文ですと論点だけまとめて発言してくれるので、初心者にはとても分かりやすい。
ブログで無駄に長文を書いてしまう自分には、反省しきりです(苦笑)

・ニッチで小資本の業界にはうってつけ
このツイッターの効果をいちばん感じているのは、旧来のマスメディア(新聞・雑誌・テレビなど)に広告を出しづらかった中小企業や、個人商店、小売業界でしょう。あるスーパーは数時間ごとに特売品を流し、あるカフェは日替り限定メニューをアピール。あるマニアックな書店は、コアな客層向けに本の入荷状況をお知らせできる。つまり、いわば従来のDMやメルマガにとってかわっただけ。
しかし、大きく変わったのは、ファンユーザーからの反響がより近く大きく感じられることでしょう。逆にいえば、客と距離が近いがゆえに、悪く跳ね返ってくる波も大きい。

フォロワー全員が熱心な顧客とは限らないですから、過剰なセールストークは禁物。さる大手飲料メーカーが大量のキャンペーン告知を送りつけスパム活動と見なされた一件は記憶に新しいですね。


ツイッターを土台にした関連サービスもいろいろあるようですが、使いこなすのが難しいですね。
フォロワーの特定の文章だけ読めるように、キーワードで抽出したりできればいいと思うのですが。


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