陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

鳥と争わなかった木 2022

2022-06-08 | 家庭菜園・庭仕事・田舎通い

とくに意識はしていないのですが。
例年似たようなタイトルの記事を書くことがあります。毎年、同時期の状況を日記にて比較するためです。

空き家のユスラウメの木は今年も実が成りました。
本年の収穫は昨年の半分ほど。大ぶりの木が三本あるのですが、うち一本しか成らず。最近仕事で忙しくあまり管理ができないもので。鳥に喰われたのかな、と思いましたが、そうでもなさそうです。

あまり収穫しすぎても、同居人と二人食べきられる自信がない。
まあいいか、とも思っています。

5月6月はいろいろ多額の請求がくる時期ですので、毎年ひやひやする時期です。
会社でも3月決算ならば法人税や消費税納付の時期と重なりますよね。さらに人事異動があって、連休明けで気が緩みがちで、日数が少ないながら日次・月次業務をこなさねばならないのでひと苦労ではあります。

毎年、ユスラウメの木に焦点をあてているのは、この時期が私の人生上の区切りの月でもあるからです。学生たちに卒業があるように、会社の会計に決算があるように、シニアに定年があるように、どんな人の人生にも締めどころがあり、一年を振り返る時期があります。

毎年の草木の状況を見ることで、今年はいつもと違うと気づいたり、成長が早いと感じたり。
なぜ、そうなるのかを分析してみたら、意外なことがわかったりもします。

少し元気がない、それでも、その土地に根付いた木はあくまでも不動。
土が悪かろうが、水が乏しかろうが、日照りが合わなかろうが、風になぶられようが、その地から逃げ出すことはできない。そんな覚悟を感じます。

3月4月にかけて、ミカンの木を二本新しく植樹しました。
納屋を解体したあとの、目隠しがわりではあるのですが。果樹にも、品種によって手入れのしかたが異なるらしく、本を買って模索はしております。時間がないので、本格的な家庭菜園のようなことができないのが現状ですね。

早くても実を結ぶのは3年か4年も先のこと。
それまで気長に待てるでしょうか。しかし昨年家人が植えたという先輩株はもうかなり大きく枝を張っていましたから、新しい苗木もすくすく育つことを祈ります。

スピードと成果が求められる時代。
それでも一週間ごとの青々しさや伸びを楽しみにできる事柄があるのはよいことです。ただし梅雨時になると、あまり出かけづらくなるのがネックではありますね。

(2022.05.29)








この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★神無月の巫女×姫神の巫女二... | TOP | 結局いつも似た本ばかり読ん... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 家庭菜園・庭仕事・田舎通い