【谷川俊太郎・忘れっぽい天使】1 くりかえすこと くりかえしくりかえすこと そこにあらわれてくるものに ささえられ きえさってゆくものにいらだって いきてきた わすれっぽいてんしがともだち かれはほほえみながら うらぎり すぐかぜにきえてしまううたでなぐさめる
【谷川俊太郎・忘れっぽい天使】2 → ああ そうだったのかと すべてがふにおちて しんでゆくことができるだろうか さわやかなあきらめのうちに あるはれたあさ ありたちはきぜわしく ゆききし かなたのうみで いるかどもははねまわる po.st/QNyzg8
谷川俊太郎の忘れっぽい天使の詩は自閉症の息子の詩の様に感じる。繰り返し言葉と行動。そこに顕れて来るものに慰められ勇気付けられて来た。しかし、時にが経つと息子の幼少期の愛らしい容姿は消え失せたが彼の行動、言葉には幼さが残存している。存在の仕方として私には羨ましい姿だ…諦め=明きらめ
【迷う】の原義は【紕う(まよう)】布の織り糸が着慣れる内に緩くなり或る方向へ片寄って乱れること。【 紕う】は糸編に比。比は並べるの意味。つまり、織物は経(たて)糸と緯(よこ)糸で構成されるが布が紕う(まよう)状態は経緯が横並びの状態になることです。比較は実は迷いの途です!
【 紕い】 布を心に例える。迷うは『他人に有って自分に無い物を横に並べて、比較することから経糸が緯糸に並んで紕い、布が布として緩くなること。自分は自分。経糸は経糸。多数の緯糸の並びに紕い横並びをする意識を強いられて自閉症児・者の心・行動は迷い更に紕う(まよう)のです!
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