突発性難聴およびその周辺疾患(メニエル、めまいなど)
突発性難聴について質問があったのでお答えしました。
当方は鍼灸師であり、医師ではありません。私の医学的知識と鍼灸師としての理論と20年の臨床経験から導き出されたものです。
以下については個人的見解であり、ご自分できちんと調べて下さい。
突発性難聴の原因は不明とされていますが、そうではなく、原因はストレスです。強いストレスに晒されて、交感神経が極度に緊張し交感神経のアドレナリンレセプターを持つ顆粒球増多が起こり、副交感神経の働きが低下してリンパ球が減少します。
つまり炎症系細胞の顆粒球が増えて、リンパ球が減少するので免疫力は低下します。増えすぎた顆粒球は寿命が1から2日で半分は死んで入れ替わります。
顆粒球は細菌を貪食するありがたい白血球ですが、細胞の内部にタンパク分解酵素や、活性酸素、次亜塩素酸などを分泌顆粒として持っており、顆粒球が崩壊するときにそれらをまき散らして死にます。
通常の顆粒球の割合であればそれらの分泌顆粒を無害化するSODなどの酵素が働きますが、顆粒球が多すぎると無害化する酵素反応が間に合いません。
そうすると私たちの身体もタンパク質で出来ているので傷害されます。それが聴神経、内耳で起こり炎症がそこで起きている状態です。これが突発性難聴の正体。
さらに交感神経の極度の緊張により副交感神経の機能が低下し、免疫力が落ちているので、神経幹に住み着いたヘルペスウイルスが活性化して、聴神経が傷害されます。
つまりダブルで傷害されることになります。突発性難聴になった方へ最近極度のストレスが無かったか尋ねてください。必ず何かあるはずです。
そもそも糖尿病予備君なのでストレスの多い方なのは間違いありません。そこにステロイドを使用すると、ステロイドは強力な抗炎症効果がありますが、同時に免疫抑制剤であり、強力な交感神経刺激薬です。
つまり今の状態に拍車をかけてしまいます。治療法としてあるとすればヘルペスウイルス(突発性難聴およびその周辺疾患にはヘルペスウイルスが関与している可能性が高い)の薬であるアクシロビル、ゾビラックス、バルトレックスなどは、医師に相談してみても良いと思います。
現代医学的治療法を施してもおそらく治癒率は変化しません。治療をしようがしまいが治る人は治り、治らない人は治らない。若干、アクシロビルは治癒の可能性が高いと思います。
もし現代医学的にということであればアクシロビルを相談されるといいと思います。あとは食事ににがり(塩化マグネシウム)を取り入れたり、天日海塩を積極的に摂取したり、ビタミンDを摂取あるいは散歩しながら日に当たり合成したり、葉緑素の豊富な緑黄色野菜を食べたり、鍼灸もいいですね。
根本的にはその人の生き方、性格も関係しています。自然に任せても、医学に任せても、任せた限りは後悔しないことです。それは誰のせいでもありません。
他にも、身体バランスの崩れによる頸椎の捻じれから起こる物理的損傷および自律神経の乱れも大きな要因のひとつです。
病気は何かをすれば良くなると言う単純なものではなく、自分の生き方、ものの考え方を変えない限り、何かひとつのことを行えば治るとかいうものではありません。
むしろ、何もしない方が良くなる可能性が高いと思います。
さて、僕は鍼灸師なので鍼灸で治療するならば、やはり腎経・膀胱経、肺経・大腸経、心包・三焦経、心経・小腸経。
もしかしたら、肝経・胆経もあり得ます。
その中でも、やはり三焦経と小腸経は特に関係があるかもしれません。
この経絡上のどこか一点に気の滞りがあるはずです。その一点がわかればその一点に一本で終わりかもしれません。しかし、必要があれば、他の関連する経絡の気の滞り鍼を入れます。
あとはご自身の気が流れ出すかどうか、その人の身体が解決する力を持っているかどうかにその後の経過が委ねられます。
顔面神経麻痺も同じ要因で起こると思います。
※この僕の記事について、そのまま信じるのではなく必ずご自分で調べてください。
追記
僕は現代医学否定派ではありません。今生において自分が何を体験したいのかが最も重要なことです。健康の為に自分を制限してい生きる必要はありません。
自分がそれを引き受けるのならば、したいことが出来るように薬を使用するのもありです。
こういうことがありました。その方は海外の舞台に立つ主役級の方です。病気を治したいと僕のところに来られました。しかし、その方は舞台に立つことを辞めたくはないのです。薬を使えば舞台に立てます。薬を使わず治そうとするとそれはあきらめないといけません。
結局、その方がしたいのは舞台に立つことでした。僕はそのことについて何も言うことはありません。その人の生き方次第なのです。
その後、大変なことになったとしても、それが不幸であるかどうかは別な問題です(実際に大変な状況でも幸せな人はいます)。
したいことをしないでいることの方が不幸かもしれません。あまり健康にこだわるのは、健康病と言う病気だと思います。
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