何もかもが、流行のマジックだ。
全部小さなことで、大きな出来事など何一つないが、それを拡大すると、大衆は見事に踊りだし、パニックに陥り、大問題劇場に参加して、自らに首を締める。
今行われていることは今年の流行色はピンクですと言うのと同じこと。
みのもんたが専門家になり、納豆が全てを解決しますというような、納豆現象と同じこと。
虫眼鏡を外した方が良いよ。
昨年の僕の記事
納豆はいつもそこに在った、納豆はいつの時代も変化しない。
ただそこに在った。
しかし、急に納豆が素晴らしいと言われた。
そして、それはテレビで伝えられた。
納豆は店頭から消えた。
しばらくすると納豆は、またそこに在るだけになった。
寒天はそこに在った。それは常に在った。ほとんど誰も見向きもしなかった。
しかし、それが素晴らしいと誰かが言った。
寒天は、たちまち店頭から消えた。しばらくすると誰も見向きもしなくなった。
そして寒天は、昔からそこに在った。
昔から寒天も納豆もそこに在った。
ただ在った。
風邪は昔から在った。バカは風邪引かないと言われていた。
今はそう言われなくなった。
誰かが、風邪は恐ろしいと言った。肺炎で死ぬと言う。
風邪による肺炎は昔から在った。
そして、今、肺炎が激減した。
ある商品が昔から在った。それはあまり売れなかった。
しかし、誰かが別の名前を付けた。それは新しくなった。
その商品は飛ぶように売れた。
その中身は昔から変わらず、ただ名前が変わった。
世の中には問題がたくさん在った。それは数の問題だと思われたが、そうではなかった。
何しろ一番大きな問題は、いつの間にか問題では無くなり、取るに足らない問題が一番の問題となった。
それは誰かが、その問題を虫眼鏡で拡大させ大きくしたからだ。
それは、実際は小さな問題であるにもか関わらず。
しかし、人々はそれに釘付けになった。もはやそれに対して物を言うことが出来なくなった。
それに対してものを言おうものなら、こんな大きな問題なのにあなたは何を言っているのかと怒られるようになった。
言葉も科学もデータも何もかも意味を失った。
あるのはただ感情だけ。
人間界は感情界なのだ。そこは感情と言うマジックが支配する世界。
この世の中を支配しているのは感情なのだ。
外を眺めるとそこには何も問題がなかった。ただ、日常の風景が広がっていた。
一歩踏み出した瞬間に感情のマジックが始まった。
こうしてまた、人間界が始まる。
明日のマジックは何だろうか。
そんなことさえ考えたことがない。
足元で猫がにゃーんと鳴いた。
猫は全てを知っている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます