台湾総統滞在中の米NYで支持派と反対派衝突、警察出動
台湾の蔡英文総統(2019年3月21日撮影、資料写真)。(c)SAM YEH / AFP
【7月12日 AFP】台湾の蔡英文(Tsai Ing-wen)総統が外遊で訪れている米ニューヨークで11日、蔡氏を支持するグループと反対派グループが衝突し、警察が出動する事態となった。
台湾メディアの映像によると、衝突は蔡氏が宿泊しているホテル「グランドハイアット(Grand Hyatt)」の外で発生。映像には反対派グループの多くが中国国旗を振り、スローガンを唱えながら支持派と衝突する様子のほか、男性一人が手錠をされ拘束される様子が捉えられていた。 中国政府はこれまで、中国と国交を持つ国が台湾総統を入国させることに強く反対している。
蔡氏はニューヨークに2日間滞在した後、台湾と国交があるカリブ海諸国を歴訪する。(c)AFP
オランダで毒毛虫大発生、数百人が皮膚炎やぜんそく発作
オランダ・ズーテルメールで、オークの木の幹に大量発生した毛虫(2011年5月9日撮影、資料写真)。(c)LEX VAN LIESHOUT / ANP / AFP
【7月12日 AFP】オランダで毒を持った毛虫が大発生し、重症の皮膚炎やぜんそく発作に見舞われた数百人が病院を受診している。この毛虫の大発生により、少なくとも2校が休校、スポーツ大会が中止されるといった事態になっており、オランダ農業・自然・食品品質省は10日、対策会議を開いた。
インターネット上では、東部の町エンスヘーデ(Enschede)に住む高齢女性が、毛虫の巣を熱風を出すヒートガンで襲う様子を撮影した動画が広まっている。
AFPの取材に応じた独立系研究機関、オランダ害虫・野生動物専門センター(Dutch Pest and Wildlife Expertise Centre)のバスティアーン・メーアブルク(Bastiaan Meerburg)所長は、これだけの大量発生を目にするのは初めてだと述べた。一部の地域では、例年の3倍以上に増えているという。
問題の中でも目立っているのは、毛虫が持つ毒性の毛と接触したために皮膚炎や発疹、息切れや吐き気といった症状が現れる例だ。こうした症状がかなり重症なため、カローラ・スハウテン(Carola Schouten)副首相兼農業・自然・食品品質相は、この毛虫に関する質問を受け付ける政府の特設ウェブサイトの開設を命じた。
オランダでこの毛虫は日常的に見られるが、特に気候変動の影響でここ20年の間に、生息地が南部リンブルフ(Limburg)州から北方へと広がっている。メーアブルク氏によると、もはや毛虫がはびこっていないのは、北部沖にあるワッデン諸島(Wadden Islands)だけだという。(c)AFP/Jan HENNOP
元気に育て、絶滅危惧種のワニの赤ちゃん 仏動物園が公開
フランス北部バルドルイユの動物園ビオトロピカで6月に生まれた、西アフリカ原産のアフリカクチナガワニの赤ちゃん(2019年7月11日撮影)。(c)AFP / Lou BENOIST
【7月12日 AFP】フランス北部バルドルイユ(Val-de-Reuil)にある動物園ビオトロピカ(Biotropica)で11日、先月生まれた絶滅危惧種のアフリカクチナガワニの赤ちゃん6匹が公開された。
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