🍀よつばブログ🍀

よつば体育教室の出来事やお知らせ、保護者の方に伝えきれなかった内容などのブログです!

子どもの気持ちが切り替わらない時②

2022-02-28 09:48:02 | 日記
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③落ち着いて忘れかけたときに再度話を戻してさっきの行動を振り返らせる。

さっきの事は忘れて違う事に夢中になった後に、再び話を戻してさっきの態度等はどうだったか振り返らせます。ここがすごく大切で子どもも意地を張っている時にはなかなか素直になれないですが、落ち着いて気持ちの余裕がある時であれば自分の態度を振り返りやすくなります。
今回の行動を一回で直すというよりは、次に同じような事が起こったときに前回落ち着いた時に言われた話や、反省したところが少しでも蘇って思い出せたら、意地を張っている時でも言葉が伝わりやすくなります。

④再度同じような行動が出たときに1~3を気持ちに余裕が出るまで繰り返す

大人でも一回伝えたらすべてが伝わっていることはなかなかありません。一回で直そうと思わず、根気よく何度も同じことを伝えていく必要があります。そして、伝わっているかどうかは、同じような行動が出たときに少し我に返って行動が変化しているかどうかを見ます。行動は変わらないけど、話は聞けるようになったとか、気持ちを切り替えるまでの時間が短くなったなどがあれば、少しずつ伝わっているんだなと思います。何も変わっていないと感じる場合は、子どもに伝わっていないので伝えたい核心はぶれないように、伝え方を再度検討していくか、子どもの変化に気づけていないかだと思います。

⑤大人の補助がなく自分で気持ちをコントロールできるか試してみる。このときは甘やかしたりせずとことん付き合います。

少しずつ補助を少なくしていき、最終的には大人は関わらず子ども自身で解決させます。ただ、少しずつ補助をなくしてくやり方では途中で、あやまればとりあえず解決できるなど手っ取り早く気持ちが楽になることを学ぶ子もいるので、子どもによっては何回か目で急に自己解決をさせることもあります。この時はしっかり時間をとって、忍耐力で大人が子どもに負けずに、お母さんはあなたに何時まででも付き合うよという姿勢で子どもと向き合うことが大切です。


すごく長くなってしまいましたが、特に大切だと思うのは③の落ち着いたときに行動を振り返らせることだと思います。これがない限り同じ行動を同じように繰り返していくか、大きくなるにつれて行動は変化しても根幹の部分が変わらず、小さなストレスを毎回受けてしまいます。その場での行動の変化だけではなく、深い部分で子どもに考えさせることで、より前向きでタフなメンタルができてくると思います。
今回は私の対応の一例として紹介しましたが、もし参考になれば幸いです。


子どもの気持ちが切り替わらない時

2022-02-28 09:43:30 | 日記
今回は気に入らないことがあってその場から動かなくなった時にどういう対応しますかということで私なりの対応を書いていきたいと思います。状況や子どもによって対応は変わるので、一例として参考にしてもらえたらと思います。

例えば気に入らないことがあってその場から動かなくなった時に、その行動に対してどう対応していけば改善されるでしょうか。原因は些細なわがままを大げさにふるまったり、友達との衝突があったり、自分の思い通りにならなかったりだと思います。そのときに子どもに反省をさせたり子ども自身で気持ちが切り替わるようにしてもらいたいところですが、なかなかうまくいかないことはないですか?そして、子どもが気持ちが切り替わらなくなった時のその後のゴールが子どもも大人もわからないようなときもあるように感じます。
切り替わらなくなる原因は大人から見たら、ほとんどがちょっとしたことで、それくらいのことでいちいちそんな風になるんじゃないといいたくなる時もあります。ちょっとのことくらい気にせずに過ごせるようになったら生活するうえで気持ちが楽になるところが増えると思います。そのためにも気持ちの余裕を作っていったり、我に返る感覚をつけていくことが必要になってきます。

一例として私の場合の対応を書いていきます。
①安全の確保
②どうしたらいいかを提案する
③落ち着いて忘れかけたときに再度話を戻してさっきの行動を振り返らせる。
④再度同じような行動が出たときに1~3を気持ちに余裕が出るまで繰り返す
⑤大人の補助がなく自分で気持ちをコントロールできるか試してみる。このときは甘やかしたりせずとことん付き合います。
順番に説明していきたいと思います。

①安全の確保
その場から動かなくなってしまった場合、道路の近くや危険がある場所で気持ちの切り替えをさせるのは、子どもが周りが見えていない可能性もあるので危ないです。「そんなところにいたら危ないよ」などと声をかけるのではなく、少し強引な形でも場所の移動を行い安全な場所に移動することが大切かなと思います。子どもにもよりますが、私はこのときにさりげなく一人になれないような場所に移動したりもします。そうすることで、自分の世界にこもらず、少し周りにも意識が向き自分の行動が恥ずかしいなと感じる子もいるので。また、そこにいたら危ないと説教することが目的ではなく、移動することが目的なのでできるだけ有無を言わせずに移動できるといいです。

②どうしたらいいかを提案する
子ども自身動かなくなった後に何が正解なのかわからないけれど素直になりたくないや、待っていればお母さんがかまってくれるのをわかっている子がいたりします。
反省することや振り返ることも必要ですが、先にこうしたらいいよという答えを教えてあげるのも親切かなと思います。
AにするかBにするかどうする?くらいのすごくシンプルな二者択一をさせると子どもも判断がしやすいです。このときに両方とも意地悪な選択肢にしないようにしてください。
また、大人から見れば少し都合がよく見えるかもしれませんが、さっきのことはなかったかのようにさっきとは違う楽しい環境に身を置いてあげてすぐに切り替えたら、気持ちが楽になるという事を教えてあげてもいいと思います。このときは子ども主導ではなく、大人主導で気持ちが切り替わることをしたりしていけるといいです。わがままに付き合うのではなく、さっきの事は忘れて次の事をする感じです。(この時の誘導であまりにも抵抗する場合は、子ども自身の自己主張が強い事もありますが、普段からの関係で決定権を子どもに渡していることが多く、メリハリのない関係かもしれないのでそこから見直す必要があると思います。)
もしそれができない子の場合は、安全な場所で甘えられない程度に距離を取って見守ります。その場合、もし他の所へ行こうとしたり勝手な事をしようとしたりしたら、声をかけたりなどで子どもと張り合うのではなく、できるだけ無言で元の位置に戻します。自分の思い通りにならない退屈な時間を過ごしたのちに、都合よく反省した場合はさらっと元の生活に戻してあげます。そうすることで自分が悩んでいたことはこんなに簡単に解決できるのかという事を学んでもらえたらと思います。

今回は長くなりすぎたので2部に分けます。ご興味のある方は続きをどうぞ!