普段言葉を使っているはずなのに、いざ何かを伝えようとすると難しく感じないでしょうか。
子どもの指導をするうえでなかなか伝わらないなと感じたり、伝わったと思っても違ったことをしていたりと、難しさを感じる場面は多々あります。では、何が難しくてどうしたら伝わりやすくなるのかを整理していきたいと思います。
〇伝える側の難しさ
・まずは話を聞いてもらえない。
・伝えたことを理解できていない。またはとらえ方が違う。
・2つ以上伝えたら1つしか伝わっていない。
・わかりやすく説明するのが難しい。
・興味をもたせ続けながら伝えるのが難しい。
これは伝える側の難しさですが、聞く側にとってはどうして伝わらないと思うのかも何個かあげてみたいと思います。皆さんも感じるところだと思います。
〇聞く側の難しさ
・話がつまらない
・わかりにくい
・前後のつながりがわかりにくい
・話が長い、あきてくる
・面白くない、興味がない
ではどうしていけば伝わりやすくなるのかというところで、聞く側の難しさを反対的にとらえてみると、話が面白く、シンプルでわかりやすく、ストーリーのようにつながりがあるものであればより伝わりやすくなると思います。またその前準備として話を聞く姿勢を作る必要があります。
そして、実際に伝わっているのか検証します。子どもを動いてもらって伝わっているのか、間違っているのかを確認し、間違っているなら伝えなおす必要があります。この時に伝えたとおりにしようと補助をしすぎると伝わっているのかがわからなくなってしまします。なのでまずは失敗させるというのも、しっかり伝えるという意味では必要かと思います。もっとも、うまく伝えられていれば失敗することもないと思いますが。
そして、やはり大切だなと感じるのは話を引き付ける面白さだと思います。とても丁寧に説明できたとしても、伝わっていないことは多く、子どもたちに注意深く聞いてもらうには引き付ける必要があります。それはもちろん話の内容であったり、声のトーンや表情、動作などで、子どもたちによってなにに引き付けられるかが違うので、伝えながらよく見る必要があります。
ということで、伝えるという事は相手の反応をよく見るということが一番大切のように感じます。伝えるためにいろいろな準備をしたり、引き出しを作っておくことは必要ですが、その場に応じた適切なものでないと、Aグループでは伝わっても、Bグループでは伝わらないという事が起こります。
ここはもっと深堀できるところではあるので、今後も勉強しながら指導していきたいと思います。