前回は跳び箱を何段跳べるかチャレンジを行いました。
なんと年中と1年生の男の子が7段を跳び、さらに1年生の女の子が8段跳ぶことができました。
跳び箱の練習回数がまだそれほど多いわけではない中、とても上手に跳んでいてすごく盛り上がりました。
今回の授業ではもちろん高い段を跳べるといいですが、大切な事は高い跳び箱を跳べることではなく、まずできないかもしれないことに挑戦すること、そして跳べなかったときに落ち込みすぎないことです。
授業では跳び箱の練習をしてから、何段跳べるかチャレンジを行い、二回同じ段で跳べなければ、座って他の子を見てもらっていました。チャレンジを始める前に跳べなかったらダメという訳ではないという事、次の目標を見つけるために頑張ろうとのことを伝え行いました。
自分の結果だけでなく、他の子とも比較できてしまう中で跳べなかった段にはそれぞれいろいろな思いを抱いたと思います。跳べなくて悔しそうな子や、思っていたより跳べて満足そうな子、それほど気にしていない子など様々でした。だた落ち込みすぎたり、跳べないことを不安そうに思っている子はいませんでした。
最近では、子どもの自己肯定感のなさが話題になっていたりしますが、私は失敗体験やできなかったことに対して、前向きにとらえることができることが自己肯定感を高めるポイントの一つだと思います。失敗やできなかったことはダメな事ではなく、そこからどう学べるか、どのようにポジティブにとらえられるかが大切で、そうすることで次の事を考えることができます。
今回は跳び箱でほぼ全員がそれぞれ跳べない段を経験し、そのうえでどう次につなげられるかを今後の指導の中でも伝えていきたいと思います。