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X:X(ばつ)

X:X(ばつ)

日本語じゃん!と言わないで欲しい。

ここに来る度に、アルファベットをモチーフにしていることを後悔します。

皆さんもお手持ちの辞書を引いていただければ分かりますが、Xで始まる言葉は少ないんです。

危うくクリスマスにしかけましたが、それは回避して日本語のばつもしくはペケの意味です。


僕は塾講師もやってまして、最後にテストをします。

そして、生徒は間違えた問題をバーコードに通すと弱点対策テストがまた出てくる、と言うシステムになってます。

ここで生徒達は面白い主張をします。「3問間違えただけなのに、7問も出てきたし3問にしてくれ」とか。

間違えたら倍練習するのが基本だと言いますが、ついつい可愛い生徒たちに押し切られて、減らしてやります。

そのときに、この問題はやらなくていい、ということでXをつけます。


演劇の話じゃないじゃん!と言わないで下さい。

ここからします。

結局これは取捨選択の問題です。

演出と言う作業は複数の可能性の中からある一つの上演作品の形態を選び出す、と言う作業です。

これは結局いろんな制約や、逆に俳優や演出家、美術・音楽・衣装・照明など複数の芸術家の個性が混ざり合って完成されていきます。

これはやってきたのですが・・・。


本当はブログでこんな告白したくないのですけれども、実は、台本を今回落としました。

戯曲の塾に行っていて、毎月締切がやってくる話はしていたと思います。

毎回苦しんでいたのですが、今回はとうとう、提出できませんでした。

当初11名いた登場人物を6名に減らし、ストーリーを再考したのですが、言われた「書きたいことを絞り込む」ということが出来ませんでした。

授業には出席して、僕が悩んでいたことは少し助言点とは筋違いだったことが分かりました。

でも、書きたいことはたくさんあって、表現したりないこともたくさんあるんですが、今回はとりあえず完成させないといけない、と強く言われました。

今回、やれることというのはどうしても限られていますから。

でも、演出でもそうなんですが、やりたいことが多すぎるんですよね。

高校1年の時なんかも、やりたいことをものすごくやりすぎていました。

バンドもし、ピアノも弾き、芝居もして、地域のバレーボールチームに所属して試合に出て、草サッカーチームのマネジメントと選手をやる。

そして幼い妹の面倒を見る。

いやー、よくやってましたね。

絶対、捨てたくないんですね。諦めるのが下手なのです。


今回も、未練がましく、いろんなことを盛り込めないかと思っていますが、一念発起していろんな発想にひとまずXをつけます。

そうじゃないと、来年度に「ダブル」を届けられませんから。

戯曲塾の師範には、演劇公演の本番のたとえを持って、強く完成させることを勧められました。

公演中止の責は負いたくありません。


なんとか書きます。

あ、あと、来年3月26・27日に今年度もう一つ公演を上演する運びとなります。

もう少ししたらプロデューサーから発表があると思います。

気が早いですが、空けておいてください。
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