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あ:飽きる

あ:飽きる

さて、新連載です。形式が、という意味です。
以前はアルファベット26文字で出てくる言葉を基に徒然なるままに書いていたんですね。今度は50音です。

過去を振り返るのに飽きた、というのもあるのですが、振り返ってばかりいると、どうにも過去形しか使わないので、本来、文章を磨くためにやっているのに、あまり上手くならないな、と。

じゃあ、変えたからってそうなるかはわからないのですが。

ちなみに俳優さんにはよく「飽きた」と言われます。そりゃおんなじことばっかりやってたらねえ。それで僕は基本「この範囲内でなら、何をやっても自由です」という感じで伝えます。まさにルールを作る感じですね。

例えば「てめえ、このやろー」というセリフがあったとして、大御所のモノマネから、本当に怒っているところまで成立のさせ方はさまざまです。
例えば怒っているシーンだとしたら、そのセリフを言わせる相手は、言う相手を怒らせればいいわけです。ただし、その二人の関係性によってはやれることが限られてきますし、その後のシーンで怒らせ具合も変わってきます。そこで、その範囲を限定する、ということです。あるいは、怒らせる以外の成立のさせ方に持って行く場合もあります。

常に新鮮にいるっていうのが舞台作品の難しいところで、僕はもともと験担ぎは全くしませんが、生きているもの、植物とか金魚鉢を置きたくなったります。おいておくととりあえず必ず意図的には動かないものが舞台上にある、ということで安心できる、というか。


Tomo Matsuura
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