30日の締切に間に合わなかったのは、若手演出家コンクールに応募作業をしていたからです。と、言いたいところですが、そればっかりではありません。
まあ、賑やかしになって、非常に現在苦しい業界の少しでも励みになればな、と思い応募はしました・・・。いろいろどうなることやら。
さて、1文字も書けなかったのはスランプではなく、むしろ貯めるためです。
何をかというと、一般によく言われるように、小説なりドラマなり映画なり漫画なりいろんな勉強のインプットのためです。アウトプットするには、ある程度の量を自分にインプットする必要があります。
ちなみに溜めると貯める僕の感覚ではどちらも合っています。なんか溜まらないとはきだせないというか。コロナの自粛期間中に小説以外の仕事がなくなって、その期間も書いた、というよりはむしろ溜めていました。その貯蓄で五本までかけましたけど、六本目は途中で息が切れた、ということでしょうか。
このまま未完の物語がずっと増えていくと嫌だなあ、と思ったり・・・。
ちなみにサッカーの戦術とか、ゴルフの技術で言うタメを作る、と言う感覚もこの語感を選んだ中にあります。演劇で言うと間(pause)ですね。
これ、俳優がやってくれていると、確実に何も言わなくても見ていて俳優の存在感で持つんですが、小説だとその時間経過を読者に体験させたい場合も、何かしら書かなくてはなりません。これが少しばかりしんどい。変な話、物語に不必要な事を書く必要があるわけです。くだらない事というか。
まあ、読んでくださっている方がいらっしゃるのに恐縮ですが、このブログはそういう力になります。実は、以前書いたブログをがっつり小説の中で再利用してやろうと画策中です。編集作業こそ演出の真髄ですからね。
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