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ち:置換

ち:置換

置換、まあ「置き換え」ってした方が多分、みんなに分かり良いとは思うのですが。
前回、書いた下敷きにするっていうのも、置き換えの一種です。

例えば、前回のチェーホフの公演ですが、本来ロシアの100年ぐらい前の物語ですから、現代日本に置き換えても良かったわけです。
というか、置き換えていたつもりでしたが、台詞をそのまま残してしまったのが間違いの元かと。例えばセレブリャコフの薬を買った土地名を本当はユタカ、スギ、ダイコク、ダックス、アカカベ、キリン堂とかに途中で置き換えた台本にしたんですが、俳優さんが元で覚えてしまっていて。
あと衣装も大きかったでしょうか。僕の中ではちょっと昔にも思えて、異国のようにも思える、そういうラインを狙ったんですけどね。

先日、しばらく授業が空く、なぎさ高校の課題として「人生とテスト勉強の似ている部分を抽出するように」というものを出しました。「抽象化」という事ですが、演劇をしていく上で、この置き換え、もしくは見立て(推理小説に出てきますね)や比喩のような考え方は重要です。
そもそも演劇自体がよくいろんなものに例えられますからね。
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