さて、ただのしりとりからもう少し創造的になります。
「皆さん、言葉を探すのに疲れたと思うので、楽にします。」と言ってから連想しりとりに変換します。
これは、今までしりとりだったものを頭に浮かんだ言葉に置き換えていく作業です。
つまり例えば「机」という言葉をもらって最初に浮かんだイメージが{机で勉強する}というものであれば、「勉強」という言葉を次の人に渡す、ということになります。
これも意外に戸惑う人も多く、意外と出てこない人が大勢です。
なんで「頭に浮かんだ言葉をそのまま言ってください」「早く言わないと言えないことを想像していると思われますよ」とかあおります。
そういえばしりとりの時点で「人を傷つける言葉や18禁の言葉は言わないように」と先に言ったり、このタイミングで言ったりします。
この場合も演劇に不可能がないということ、演劇というのはルールの範囲内でどれだけ大きく広く遊べるかということを強調する話を後でします。
その伏線として「頭に浮かんだ言葉をそのまま言う例として『真っ白』『わからない』などもOKですよ」と伝えます。
そのときにしりとりのルールを思い起こしてもらって「同じ言葉は言わないでくださいね。」と伝えます。
「ん」で終わる言葉はいいんですが、同じ言葉は想像力の翼を閉じさせてしまうので避けたいのです。
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