これ、どうも英語ではないのかも。マニュファクチュア=工場制手工業です。
Manuは「手の」という意味で日本語にもなっている「マニュアル」なんかにも使われていますね。
車のオートマに対してもマニュアルとかミッションとか言いますよね。あれをバイクで言われると変な気がするのはスクーターに乗らない僕だからだろうか。
factureはfactoryを考えてもらえれば分かるかな、と思います。ファクトリーつまり工場です。
と、いうことで学校の教科書で眼にして、2001年にCreating Drama Factoryを始めて以来、いつものこの言葉を見るとCDFを思い出します。
演劇って基本的にはやることって決められていて、流れ作業で進むッちゃ進むんですよね。
そして、そこにはどうしようもない手作業というかめんどくさい作業が山積みで。
しかも、マニュファクチュアのポイントである分業が今進んできています。
逆に言えば各人が自分の役割を果たさなければ、製品である演劇作品は完成しないという、とってもめんどくさい集団作業なんです。
でも、何故だか毎回違うものが出来上がる。
さあ、今回は1年やっていこうということで4月からスタートしてはや3ヶ月がたちました。
ほんとはHPも三ヵ月ごとにリニューアルしてと思ったのに追いついていません。
そして、参加人数のほうも全く例年には追いついていません。
みなさん、来てくださいよーーーーーー。
と、いうことで、今後の予定を書いてみます。
これをみて是非一度遊びに来てくださいな。
いずれも土曜日午前10時から12時。場所は御殿山美術センターホールです。
7月23日 「書いてみる」
自分の言葉の方が台詞は覚えやすいし言いやすい。台詞を自分で書いてみて言葉の発せられる奥底を見つめてみます。
7月30日 お休み
8月6日 「言葉を砕く」
2006年のYOU企画作品「ジュリエット」のテキストからかの有名なシェイクスピアの台詞を分解してみます。
8月13日 お休み
8月20日 「思いを込める」
「ジュリエット」の台詞に挑む第二段。日本語の特性である母音を意識しながら、なるだけ自分のものにします。
8月27日 「言葉を発する」
「ジュリエット」第三弾。「自分の言葉になっていない」という意味で「台詞が身体に落ちていない」と言います。さてではどうするか・・・。
9月3日 「対話」
どんなシチュエーション・意味にも取れる二人の短い会話を練習します。相手に対して台詞をきちんと成立させられるか。
9月10日 「対話2」
シチュエーション・意味を込めて演じてみます。果たして意図はきちんと観客に伝わるのか。
9月17日 「特別講座」
外部講師を招き会場も変更して行います。詳細は後日!!!
9月24日 「シーンスタディ」
戯曲を基に演出家とともに稽古をしてみます。「台詞を言う」から「シーンを創る」へとレベルアップします。
この7月ー9月の期間は即興劇をやる予定でしたが、参加者の希望やワークショップの成果を踏まえて、このような形になりました。
いずれHPでも変更と告知を行いますが、10月から12月は戯曲をやる予定です。
そしていよいよ3月には発表までいけたらなあ、と思うのですが。
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