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Rock Drummer 沢木優 × 行政書士 樺島誠二
二刀流Blog
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【行政書士試験】7回目の挑戦で、ついに合格を勝ち取りました!!

2024年02月05日 | weblog

11月に受験した自身7回目の挑戦となる、2023年度の行政書士試験。
試験の手応え的に、合格はまずない…と思っていましたが、なんと!まさかの合格!!
これまで合否発表の日は、早々に結果を確認していましたが、今回は期待感ゼロだったので、
前日の夜もいつもの平日と同じく深夜2時まで勉強していたし、
当日も発表そのものを忘れていて、“そういや、合否発表は今日だっけ”と昼前にようやく確認したという。
“まぁ、一応ケジメとして見ておくか…”と、雑にスマホ画面をスクロールさせて(笑)、東京都の試験会場の合格番号を見ていたら、
“えっ!?もしかして?”と、自分の受験番号の下3桁と同じ番号があった気がしました。
“いやいや、ないでしょ…”と思い、ゆっくり画面を戻したら、あった(涙)!!
確かにありました!!!
10回以上は確認したんで。
ある程度の手応えがあっての合格と違い、絶対にないと思っていただけに、
しばし放心状態の後、じわっと泣けてきました。
すぐにMiwa嬢へ電話して、二人して号泣状態ですよ。
あまりの興奮に、発表から2日間は、ほとんど寝れませんでした(笑)。

■自分の力だけでは勝ち取れない
試験に対してこれだけ時間を費やせる環境って、決して当たり前ではなく、
家族の理解があってのコトです。
しかも、勉強にシフトするために、経済的な部分も含め、色々と負担をかけていたし、
決して自分だけの力で勝ち取った合格ではないので、Miwa嬢には感謝しかないですね。
これまで負担をかけた分、ここから少しずつ取り返していきたいです。
写真にある“7”の風船は、7回目の受験にちなんだMiwa嬢からのお祝いアイテム(笑)。


■ライバルとしての存在への感謝
それと、Miwa嬢への感謝で、もう1つ大きなコトが。
数年前に、(Miwa嬢が)公認心理師を志す決意をして、大学へ入学。
そこから、二人して机に向かう日々が始まりました。
彼女は、心理学に関しては初学者なのに、
苦しみながらも停滞するコトなく結果を残しステップアップしていました。
この年代から入学した大学もストレートで卒業、
公認心理師を目指すには必須の医療現場での実習もクリアして、
そして更には大学院への入試にトライしている…と。
そんな彼女をリスペクトしつつ、“よし!自分も負けずに頑張ろう!!”と、大きな刺激を貰っていました。
くだらない妬みとかじゃなく、純粋なライバル心ですかね。
自分はかなりの負けず嫌いなので、音楽はもちろん、
この勉強に於いても、自身が成長していく上で、ライバルの存在っていうのが、ホントに重要なんです。
そういう意味でも、近い存在の彼女が前進していく姿というのは、まさにそれでして。
苦しい受験勉強を乗り越えるメンタルの源になっていました。

■これまでは取れなかった、あと1問
合否発表の翌々日に、写真の合格通知書が届きました。
点数を見ると、180点以上の合格に対して、182点でした。
ギリギリですが、これまではギリギリで落ちていたので、
やっと最後の一押しをして合格点を越えるコトが出来たんだなと。
今年は、択一式の問題(マークシートの問題)が難しく、全体的にも点数が低かったようなので、
記述問題の採点が少し甘めかなと想像していたケド、減点された点数を見る限り、特別甘くはなかったようです。
ただ、嬉しい勘違いがありまして、自分がカウントしていた択一式の正解数が、実際より1問少なかったんです。
試験直後に、“あと1問取れていれば、チャンスがあったのに…”と、どんより落ち込んでいた、その1問が実は取れていたんですね。
それで、この182点という結果でした。

■この7年間の勉強を振り返って…
実に、7年もかかってしまいましたが、ざっと振り返ってみると…。
法律系の国家資格には、弁護士や司法書士など…異次元に難易度の高い資格もありますが、
この行政書士試験も10人のうち9人は落ちる試験ですから、決して簡単ではないです。
特に、この3年間は合格まであと1問、2問…というところでの不合格だったので、尚のコト壁が分厚く感じました。
具体的な勉強の話しや、何故!?行政書士を選んだのか?というのは、また別途書きますが、
最初の数年は試験範囲の広さに全くついていけませんでした。
憲法、民法の2つで、既にアタマのキャパが目一杯でしたから。
ざっと数えても15種類以上の法律を熟知しないといけません。
それも、単に条文を覚えるとか、そんな単純なものではなく、法律には原則と例外が付き物ですから、
それぞれの法律や制度の趣旨や違い、細かな事例、判例なども踏まえて勉強しないといけません。
暗記の要素も当然ありますが、それと同じくらい理解しないと、とても試験には対処出来ない。
この範囲の広さと合格率の低さに絶望して、挫折する人が多いだけに、出題範囲の法律を満遍なく理解して、
アタマの中で全てのインデックスが出来るまで、4年近くかかりましたね(笑)。

■多数年受験者の合格は、年々厳しくなる現状
一般的に、この行政書士試験は、3年前後で合格する人が一番多いようで、
それ以上に年数をかけた多数年受験者の合格率は、明らかに低いという現実があります。
何年も勉強を繰り返すメンタルを維持出来ないとか、モチベーションの低下や、知識の伸び悩みなどが大きいようです。
当然、自分もそういう雑音は耳にしたし、プラスして真剣な音楽活動や仕事もしながらの挑戦は、
決して生易しいモノではなかったですが、そこは自分で決めた目標なので、やるしかない!と。
当たり前の話しですが、この行政書士に限らず、仕事やビジネスに直結するような即戦力になる資格は、それ相応のハードルがありますね。

■タイミングを逃す不安との闘い
11月の試験後、おそらくダメだろう…というところで、初めて撤退も考えるほど落ち込んでいた理由の1つに、
“タイミングを逃してしまったかも”というのがありました。
2022年に母親を亡くした際、ドラムと同様にこの試験も応援してくれていた母親の気持ちに応えたくて、
葬儀の翌日から勉強を再開するほど追い込んだのに落としてしまい…。
そして、2023年。
合格ラインで戦えるようになってからは、合格を目指すだけでなく、常に合格後の開業にも意識を持っていました。
そんな中、Miwa嬢の同僚繋がりから、合格した際には力になって下さるという、士業で活躍する方との心強い繋がりが出来たり、
自分のインスタなどで繋がったのがきっかけで、ずっと激励してくれている先輩行政書士さんなど…
合格して開業するにあたり不可欠な、人との繋がりというのも着実に出来つつありました。
しかし、肝心の自分が合格して土俵に上がれないコトには、現実に何の相談も出来ないし、
こういった繋がりも徐々に薄れていってしまいますよね。
落ち続けるコトで、家の空気も重くしてしまうし、年々大きくなるプレッシャーとの格闘でもありました。
そんな状況もあり、今回は何としても合格すべきタイミングだったんです。

■合格は大きな前進ですが、本当の勝負はここから…
自分は、これまで設定した夢や目標は、全て形にしてきたと思うんですが、
何しろ不器用なもんで、漏れなく時間がかかるんですよ。
人生の大半を費やしているドラムもしかりです。
THE POWERNUDE時代のメジャーリリースを機に、プロの仕事が貰えるようになった時は、既に30代中盤。
そして、この勉強も試験自体は7回ですが、勉強そのものは2016年から始めているので、実質は8年。
自分のライフプランを実現するためにも、やはりこの資格を使ってのビジネスには、どうしても挑戦したかったし、
音楽と並行した新たなライフワークを作りたかった。
それも、雇われの身ではなく、自分で何かを始める形で。
これだけは、揺るぎないモノがあったので、とにかく諦めないコト。
その強い気持ちだけは、失わないよう心掛けてきました。
そして、ようやく合格を勝ち取り土俵に上がれるワケなので、夢・目標を達成するための大きな前進であるコトは間違いないですが、
自分の目標はあくまで行政書士の資格を活かして活躍すること。
今回の合格は、そのための一歩に過ぎないので、ここからが本当の勝負かなと思います。
今後ですが、来月は大きなドラム仕事が中旬まであるので、それを無事に務めたら、本格的な開業準備をします。
具体的な時期はまだ決めていませんが、5月・6月の開業を目指していければと。
行政書士会への登録などの準備も、けっこう大変ですが、そのために頑張ってきたので、1つ1つを楽しみながらやっていきたいですね。
ミュージシャン兼行政書士のビジョンを、しっかり形にしていきたいです。

■Download / Stream

Time Is Slippin

Single • 2023 • 1 Song • 4 mins

TuneCore Japan

 
■LINX-Time Is Slippin' Away [Official Music Video 4K]

コメント (2)
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