最近は、孤独死も多くなって、それを気にする高齢者も増えている
そこで、入居者さんの中にも、
自分が不意に死亡することがあった場合にそなえて準備している方がおられて
持病だとか、服用している薬、死亡した時に頼む葬儀屋、
親戚知人等どこへ連絡して欲しいかとか
イロイロと書いて寝るときはいつも枕元に置くつもりだと、お家賃の支払いついでに来て話し込んだり
で、その際は、何か書き忘れがあったら行けないから教えて とか
税金はどうなるの? 死亡届では他人ではダメなのか(たとえば、私たち管理人とか)?
なんて
たぶんに高齢者用マンションに住んでいる入居者は、若くても60歳以上で最高齢者で90歳近い方もいるから
うちを退去されてもご自分の家以外では、賃貸住宅にはほとんど入居拒否される年齢だ
一般賃貸住宅では高齢者入居が拒否されてしまうなんて、理不尽でおかしいと私たちは思うのだが
実際のところ、そんな孤独死された部屋や、ペット拒否マンションで隠れて猫を飼い
退去されたところなんかも、
いたるところに傷跡どころではない、破壊場所も多く、ごみの撤去費用とか、
破れや動物の糞尿による悪臭が何ヶ月も取れずに、莫大な修繕費を要するのは事実
10万や20万の敷金を貰っていたとしても、その何倍、いや下手をすると最近の実例で
100万を超えた部屋もある
賃貸業と言うのは本当に管理保全のための経費がほとんどで、オーナーさんにしても
土地は自分のものであったにせよ、建築費はローンが多く月額返済にも追われるので
ほとんど見入りは無い。
まぁ、相続税対策と、資産がやがては20年30年借金払い続けてやっと、相続人に残る ってメリット程度かも
しかも借入金返済は損金(経費)ではないので、利益が出たと判断されれば税金はかかる
そして建物の資産価値は一挙には下がらないので、固定資産税が案外高いのだ
この税金と借入金返済だけでも、年間1千万2千万はあるだろう
話は大幅にそれてしまったけれど
そんな細々とした経営の中で、唯一楽しいのは入居者さんのお顔を毎月家賃支払いと称して
会えることだ
そんな時に世間話と一緒に、健康面や、家族との関係など気が付くことも多く、いろんな相談相手になったりで
仲良し擬似ファミリーになっている自分たちに気が付くのだ
集金用の封筒に入った家賃を入れて持って来られ、朝のラジオ体操出席印鑑のように印を押す
無口な方や、世間とつながりを持つことが苦手な方でも、
つきに一回は必ず、部屋から出て外の空気を吸いながら、歩いて5分のここまでちゃんと足を運んでもらえる
これが生存確認に一番良い方法だと思ってます
で、今回も職場の人数をちゃんと知っておられて、グレープフルーツ一個づつ頂きました
今回は
ご実家で弟さんが暮らしておられるようで、その方の老後の相談まで、聞かせていただきました
管理不動産業の仕事を理解出来ない小売業製造業のグループ会社の方々には、
私たちは遊んでいるように見えるでしょうね
蜂の巣取りや、鳩が産んだ卵の処理とか、カラスの飛来防止作業や空き室の掃除をしたり、
換気のためにお天気の日は窓を開放し、雨が降れば慌てて閉めに行く
春秋の町内清掃に日曜日、毎回奉仕で出るとか
補修作業が簡単に我々でも出来るときは
自分たちで目地補修とか、網戸修理とかもやったり
これで業者に頼むより、手間賃収入が社に入りますしね
こんな事、信じられないかも
コレも仕事なんです