ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

お留守番猫『チィちゃん』

2009-05-24 18:03:27 | 自宅介護

父ちゃんの初七日です。

怒涛の一週間でした。

・・・・・・『一日目』・・・・・・

頭の中が真っ白なまま、葬祭会場の手配、病院からの移動、業者さんとの打ち合わせをして、遠くに住む兄ちゃんに電話、母ちゃんを自宅に迎えに行ったのは父ちゃんが亡くなってから4時間経っていました。

自宅に戻り会場に行く準備を始めたのですが、持っていく物が多すぎてなかなかはかどりません。

母ちゃんと私の喪服・靴、数日分の着替え、認印、遺影の写真、歩行機・・・。

会場に向けて出発したいのに、なかなか腰を上げない母ちゃん・・・。

どことなく他人事のような感覚だったようです。

ご近所様に『チィちゃん』のごはんをお願いして、自宅を出たのはすでに11時を過ぎていました。

会場に到着すると、叔母夫婦が手伝いに来てくれていました。

『仏さんを一人にして、ダメじゃない!』 って、怒られちゃいました。

夜半まで一緒に居ていただき、この夜は『父ちゃん』と母ちゃんと私の3人で過ごしました。

・・・・・・『葬祭会館』・・・・・・

バリアフリーです。車椅子も貸してくれました。お布団から洗面用具、台所用品、なんでも揃っていて至れり尽くせりの環境です。

・・・・・・『二日目』・・・・・・

午前中のうちに兄ちゃんが到着。

午後には『湯灌』と『納棺』を行いました。

1日目の打ち合わせの時に、担当の方から『湯灌(ゆかん)』を薦められました。

最近は遺体の清拭だけで済ませることが多いそうなのですが、『是非、お母様やお兄様にも、お父様の体を洗っていただきたい』と言われたのです。

これは・・・やってよかった

本当にそう思いました

寝台浴槽のシャワーで綺麗に洗ってもらい、我々家族がシャンプーをしてあげたんです。

半年お風呂に入れなかった分の垢が落とされて、本当に綺麗になった姿に感動しちゃいました。

髭も剃ってもらい薄くお化粧を施してもらい、ほんとうに男前の父ちゃんでした。

納棺を済ませると、さすがに母ちゃんが疲れ気味です。

今夜は兄ちゃんに任せて、母ちゃんを自宅で休ませることにしました。

・・・・・・『3日目』・・・・・・

今夜の通夜までは時間がいっぱいありました。

母ちゃん・兄ちゃん・私と叔母夫婦で、お茶飲んだりウロウロしたり、時折会場の方と打ち合わせがあったりでしたが、長く父ちゃんと居られました。

通夜にはたくさんの方に参列頂き、感謝感謝です。

ろくにご挨拶も出来なかったので、後日改めてご挨拶に回りたいです。

飲むと泣き上戸の叔父さん・・・

飲むとお話が止まらない叔父さん・・・

商売の話ばかりする叔父さん・・・

世話焼きでちょこまか働いてくれる叔母さん・・・

母ちゃんのお世話をかいがいしくしてくれる叔母さん・・・

・・・しんみりとしない、楽しい通夜だったと思います。

・・・・・・『4日目』・・・・・・

火葬に行く途中、自宅前を通ってもらいました。

霊柩車のホーンを鳴らしてもらったときには、涙が止まりませんでした。

火葬にはご近所の方々が来てくれていました。

実はこの前日に、数件隣りの方の火葬があったので、ご近所様方にはすんごく申し訳なかったです。ありがとうございました。

集骨では、喉仏の大きさにビックリ。立派でした。

背骨は長年の闘病のために癒着していて、大きな塊でした。

その後、菩提寺にて葬儀・付法事を行い、無事に一連の行事を済ませることが出来ました。

兄ちゃんに感謝。

親戚の皆様に感謝。

そして、お留守番をしてくれた『チィちゃん』に感謝です。

P5180021発泡スチロールのおうちで爆睡中・・・。

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