父ちゃんの初七日です。
怒涛の一週間でした。
・・・・・・『一日目』・・・・・・
頭の中が真っ白なまま、葬祭会場の手配、病院からの移動、業者さんとの打ち合わせをして、遠くに住む兄ちゃんに電話、母ちゃんを自宅に迎えに行ったのは父ちゃんが亡くなってから4時間経っていました。
自宅に戻り会場に行く準備を始めたのですが、持っていく物が多すぎてなかなかはかどりません。
母ちゃんと私の喪服・靴、数日分の着替え、認印、遺影の写真、歩行機・・・。
会場に向けて出発したいのに、なかなか腰を上げない母ちゃん・・・。
どことなく他人事のような感覚だったようです。
ご近所様に『チィちゃん』のごはんをお願いして、自宅を出たのはすでに11時を過ぎていました。
会場に到着すると、叔母夫婦が手伝いに来てくれていました。
『仏さんを一人にして、ダメじゃない!』 って、怒られちゃいました。
夜半まで一緒に居ていただき、この夜は『父ちゃん』と母ちゃんと私の3人で過ごしました。
・・・・・・『葬祭会館』・・・・・・
バリアフリーです。車椅子も貸してくれました。お布団から洗面用具、台所用品、なんでも揃っていて至れり尽くせりの環境です。
・・・・・・『二日目』・・・・・・
午前中のうちに兄ちゃんが到着。
午後には『湯灌』と『納棺』を行いました。
1日目の打ち合わせの時に、担当の方から『湯灌(ゆかん)』を薦められました。
最近は遺体の清拭だけで済ませることが多いそうなのですが、『是非、お母様やお兄様にも、お父様の体を洗っていただきたい』と言われたのです。
これは・・・やってよかった
本当にそう思いました
寝台浴槽のシャワーで綺麗に洗ってもらい、我々家族がシャンプーをしてあげたんです。
半年お風呂に入れなかった分の垢が落とされて、本当に綺麗になった姿に感動しちゃいました。
髭も剃ってもらい薄くお化粧を施してもらい、ほんとうに男前の父ちゃんでした。
納棺を済ませると、さすがに母ちゃんが疲れ気味です。
今夜は兄ちゃんに任せて、母ちゃんを自宅で休ませることにしました。
・・・・・・『3日目』・・・・・・
今夜の通夜までは時間がいっぱいありました。
母ちゃん・兄ちゃん・私と叔母夫婦で、お茶飲んだりウロウロしたり、時折会場の方と打ち合わせがあったりでしたが、長く父ちゃんと居られました。
通夜にはたくさんの方に参列頂き、感謝感謝です。
ろくにご挨拶も出来なかったので、後日改めてご挨拶に回りたいです。
飲むと泣き上戸の叔父さん・・・
飲むとお話が止まらない叔父さん・・・
商売の話ばかりする叔父さん・・・
世話焼きでちょこまか働いてくれる叔母さん・・・
母ちゃんのお世話をかいがいしくしてくれる叔母さん・・・
・・・しんみりとしない、楽しい通夜だったと思います。
・・・・・・『4日目』・・・・・・
火葬に行く途中、自宅前を通ってもらいました。
霊柩車のホーンを鳴らしてもらったときには、涙が止まりませんでした。
火葬にはご近所の方々が来てくれていました。
実はこの前日に、数件隣りの方の火葬があったので、ご近所様方にはすんごく申し訳なかったです。ありがとうございました。
集骨では、喉仏の大きさにビックリ。立派でした。
背骨は長年の闘病のために癒着していて、大きな塊でした。
その後、菩提寺にて葬儀・付法事を行い、無事に一連の行事を済ませることが出来ました。
兄ちゃんに感謝。
親戚の皆様に感謝。
そして、お留守番をしてくれた『チィちゃん』に感謝です。