Re-Set by yoshioka ko

■なにも分かってはいない、ひと

 たかが(といわれてきた)参議院。しかしきょうの選挙で有権者はその参議院に「息吹」を吹き込んだのだろうか。そのくらいいまの自公政治に怒ったからに相違ない。

 参議院は単独で自公政治に「ノー」を言える議席を民主党は得た。これからはその意味(重さ)が問われる。

 それにしても、なにも分かっていない、ひとがひとりいる。いずれは辞職することになるに違いないが、政治信条のために続投するのだと語る。年金、カネと政治、任命責任、憲法改正、美しい日本、いずれをとっても国民は「ノー」を突きつけたのだと言うことになぜ思い至らないのだろうか。

 安倍首相のことである。公明党も然り。やはり責任を取ると言うことは、ことに政治家にとっては必須のことだ。そこからまたやり直す、という覚悟と柔軟性と、潔さがなければ政治はやっていけない。

 そういう意味では安倍さんはなにも分かっていない、ひと、だ。こんなひとにこれから先行きを任せておいていいのだろうか。

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