《以下引用》
「金大中(キム・デジュン)前大統領と李姫鎬(イ・ヒホ)夫人が29日、立命館大学の招請を受け京都に向かった。金前大統領は4日間日本に滞在し、同大学で名誉法学博士号を授与されるほか、「朝鮮半島の平和と韓日関係」をテーマにした特別講演、日本メディアとの会見、在日同胞との昼食会などのスケジュールを消化する」(10月29日韓国『連合通信』)《引用ここまで》
金大中氏は韓国の前大統領であり、2000年、南北首脳会談にこぎつけたことでノーベル平和賞を受賞した。真相報告を受けて警視庁は金大中氏をあらためて聴取したい意向だと伝えられるが、実現するのだろうか。
引き続き『竜金号乗組員の証言⑥』
吉岡(以下Y)「金大中さんは、これは殺人未遂事件だ、と証言しましたが、同じ考えですか?」
鄭容碩通信長(以下T)「私が知る限りではこれは殺人未遂ではなく、単純な拉致事件に過ぎないと考えます」
Y「なぜそのように考えますか?」
T「麗水(ヨス)港を出港する直前、ソウルからきた情報関係の二人と近くの喫茶店でお茶を飲みました。そのときに一人の人が金大中さんの家に電話をしました。席に戻ってきたときに、泣いていた、主人を連れて帰るといったのに、なぜ泣くのか、ともう一人の人に言っているのを聞いたんです。そのことを思い出し、拉致したあと殺害の意図はなく、そのようなアクションもなく、最初からただ韓国に連れ戻すための単純な拉致だったと思ったんです」
Y「船内では金大中さんと話をすることはあったんですか?」
T「私にはありませんでした。調理長は食事担当でしたし、甲板長は用便担当でしたから、話をすることはあったと思います」
Y「釜山港では堂々と入港しました。普通に考えれば、事件は隠しておきたかったはずではないかと思いますが・・・?」
T「船長や船員が事件を起こしたのなら秘密のうちに帰港したかもしれません。しかし国家の最高機関が行ったことですから、誰が口出しできますか。最初から計画され手いたことだからだと思います」
Y「事件のあと、中央情報部から何か指示されたことがありましたか?」
T「いっさい口外するな、と。それにもし日本に行くことがあっても、決して船には乗るな、と。そういわれました」(以下次回)
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