Re-Set by yoshioka ko

■直感でいえば、危ない

 今日一日、新聞もテレビも「安倍新総裁誕生」一色だった。でも、似たり寄ったりの報道内容。単なる自民党総裁選びなのに、議会制民主主義の建て前からいえば、いま国の舵取りを託する新総理は安倍しかいない。だからいまこそ、似たり寄ったりではない「つっこみ」が出来たのに、生い立ちだとか、議員になるまでの人生だとか、あとは何だとかかんだとか、代わり映えのしない内容に終始した一日だった。

 感想的なことだけを書いてみる。

 「美しい日本」がキャッチ、だとか。安倍のこのキャッチは余りにも「復古的」な臭いがする。憲法改正、教育基本法改正、それに靖国参拝には「いわないことが大事」とばかりに、歴史認識を曖昧にする・・・。

 在日米軍再編に伴う沖縄基地のありように安倍はどう思う?テロとの戦争に、ブッシュに寄り添って「行け行けどんどん」の道を進んだ小泉政治を安倍は引き継ぐのかどうか?中国や韓国が小泉批判をしてきた外交問題に、安倍はどうする?三位一体改革に安倍は追従するのか?地域格差問題、グローバリズムの名の下に切り捨てられてきた弱者救済をするのか、しないのか?・・・。最も肝心な日本の課題に関して、安倍は本質的なことは語っていない。 

 語れないのだろう。そもそもそんな信念があれば、とっくに語っている。安倍が「本領発揮」をしたのは拉致問題、だけではなかったか。これも大事。しかし、総理を目指してきた人物にしては、北朝鮮だけを相手とした外交で評価されても、器は小さい、というしかない。

 安倍「総理」下の日本の行く末は、はっきりいって、危ない。

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